ドッペルゲンガー (ページ7)

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あ

TH｢え、ジミンが？｣

｢うん。しかも5日連続。

でも、ジミンに聞いても行ってないって言われるし…。｣

TH｢それは本人なんじゃないの？

恥ずかしくて言えないとか｣

｢いや…、なんていうかな、

生気を感じられないっていうか……なんて言ったらいいんだろう、｣

あ

傍から見たら厨二っぽい発言をしてるよね、これ。

恥ずかしくてごにょごにょしゃべる私に、

テヒョンが急に眉を寄せた。

あ

TH｢ちょっと待って｣

｢え、なに？｣

あ

どこか一点を見つめて考えるように黙るテヒョン。

急になに？

なにか思い出したの？

TH｢5日連続って言ったよね｣

｢言った｣

TH｢それって、昨日も？｣

｢昨日も｣

TH｢…何時に？｣

｢だから、7時くらい｣

そう答えるとまた押し黙るテヒョンを、訝しげに見つめる。

なんなの本当に？

とりあえずテヒョンが話し出すのを待っていると、

衝撃的なことが口から発せられた。

あ

TH｢俺、昨日その時間ジミナと飲みに行ってたよ｣

｢…は？｣

あ

ジミナと飲みに行って、た…？

それって、つまり…。

私が言いたいことがわかったであろうテヒョンが、私の顔を見てゆっくり頷いた。

あ

TH｢…本人でも、幽霊でもないだろうね｣

｢そんな…｣

TH｢それ、ほんとにジミンだった？｣

｢ジミンだよ、私が見間違えるわけない。

だって5日もいたんだよ？

え、ジミンって、双子がいる、とかじゃないよね、？｣

TH｢聞いたことないけど…｣

あ

じゃあ、あれは一体？

私とテヒョンの間に妙な空気が流れる。

いろいろ考えてたら、なんだか頭が痛くなってきた。

もしかして、私が変なんじゃないよね？

TH｢A｣

考えるように顎を触っていたテヒョンが、私の腕を掴む。

射抜くような視線が真っ直ぐ私に向けられた。

TH｢今日、俺も見に行ってもいい？｣

あ