ドッペルゲンガー

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あ








ジミンとテヒョンがてきぱき動いてくれたおかげで、早めに鍋パーティー開始。







私、特になにもしてなかったような気がするのは気のせいだろうか。





まあ、いっか。







いただきますの代わりに、三人で缶を打ち付け合った。





あ






JM｢かんぱーい｣






｢かんぱーい｣






TH｢いぇーい。




久々だねー、3人で宅飲み。1年以来？｣






あ






おいおい。





さりげなく1年以来とか言うな。





それ、地味に禁句だから。







目で圧を送ってみたけど、なんにも気にしてないのか、それとも確信犯なのか。





なにー？なんてわざとらしく言うテヒョンが汁をすする。









その瞬間、けたたましい音楽が部屋に鳴り響く。









え。





なにこの、キ○肉マンのオープニングみたいな曲。







あ








JM｢テヒョン、スマホ鳴ってる｣






TH｢あ、まじだ。どこ置いたっけ｣






｢スマホ！？｣








あ






えっ、テヒョンのスマホから鳴ってんのこれ？






着信の音ってこと？






そういえば聞いたことなかったけど、テヒョンの着信音ってこれなの…？






スマホって、ふつう皆元から内蔵されてる音楽使うんじゃないの。








今の時代で着メロって…。





しかも曲が曲なだけに…。









謎すぎてついていけない私を見て笑うジミンと、全く気にすることもなく画面を光らせるテヒョン。





そこに写ってるであろう名前を見て、げ、と声に出そうなくらい顔をしかめた。







あ







TH｢ヒョンだ｣





｢ヒョン？｣






JM｢ユンギ部長？｣






TH｢そう、ユンギヒョン。なに、仕事かな？｣







あ







すぐスマホを耳に押し当てて、あんにょーん、なんてふざけた挨拶で部屋を出ていくテヒョン。







あの人、ユンギ部長のこと上司だと思ってんのかな。







会社でもあんなんだから、ときどきユンギ部長の反応が怖くて私がなぜかビクビクしちゃうんだよねいつも。






だけど、不思議なことに全然怒られないんだよね。





怖くて厳しいって有名なのに。






ユンギ部長の怒りポイントがいまいちわからない。




あ

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