ドッペルゲンガー (ページ21)

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あ

TH『とりあえず、俺たちはなるべくジミンの傍を離れないでおこう。

病気とかも聞いたことがない現状、

もしかしたら事故の可能性もあるかもしれないから』

あ

テヒョンとそう約束したのが2日前。

悶々と考えて夜も眠れず、あっという間に平日がやって来て今日も入社する。

ジミンのドッペルゲンガーの真相がわかってから、ジミンが気になって気になって仕方ない。

午前中なんて、仕事の合間に、パソコンの上から何度も何度もジミンを盗み見た。

その度に、百パー私が下手くそなんだと思うけど、ジミンと目が合うんだよね。

気まずいったらありゃしない。

やっと昼休憩になって、財布を片手に近くのコンビニに向かう。

適当にサンドイッチを買って帰ってくると、ロビーでジミンとテヒョンを見かける。

TH｢ジミナ～、どこ行くの？｣

JM｢昼買いにそこのコンビニ。テヒョナも行く？｣

TH｢行く！｣

べったりジミンに絡みつくテヒョン。

裏事情を知ってるから、やってんなーって思っちゃうけど、

傍から見たらたぶんこれ通常通りなんだよね。

二人の横を通り過ぎようとすると、ちょうど向かいから歩いてきた人がテヒョンに声をかけた。

あ

YG｢テヒョン、お前を昼食いになんか行かせねぇよ｣

TH｢え、なんで！？

あーヒョン、もしかして嫉妬ですか？

俺とジミナがいちゃいちゃしてるからって｣

あ

げ、やば。

またユンギ部長に変なこと言ってる。

あのスパルタで有名なユンギ部長と仲良くなって、タメ口にヒョン呼び。

さすがテヒョンだよね。

毎回感心するわ。

騒ぐテヒョンの首根っこを掴んだユンギ部長。

あ

YG｢嫉妬ですか、じゃねぇよ。珍しくミスあったぞ。

すぐ終わるからさっさと直せ｣

TH｢えっ、待って、昼後じゃだめ？

だって、ジミンが、｣

JM｢いいよ、俺一人で行くから。

行ってきなテヒョン｣

あ