ドッペルゲンガー (ページ19)

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あ

私の問いかけに唇をきゅっと噛み締めるテヒョン。

消え入りそうな声で答えた。

あ

TH｢……確証はないって言ってた。

でも、ヒョンが言うなら、たぶん…｣

あ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ..... . . .

NJ『シルバーコードっていう、

肉体と魂を繋ぐ糸のようなものがあるんだ。

死期が迫ると、このシルバーコードが不安定になって、最終的に切れてしまう。

切れてしまった状態は、

いわゆる《死》を意味するんだけど、

ドッペルゲンガーは、このシルバーコードが不安定になって出現するんだ。

要するに、体から抜け出した魂ってことだね。』

あ

TH『、じゃあ、ジミンのドッペルゲンガーが出るってことは、

ジミンの、その、シルバーコードが不安定だってこと、？』

あ

NJ『…たぶんね。

昔からドッペルゲンガーは、《死の前兆》だとも言われてるらしい。

理由まではわからないけど、

ジミンのシルバーコードがなにかの原因で切れかけていることは間違いないと思う』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ..... . . .

あ

TH｢…根拠もはっきりしてたし、なによりヒョンの情報だし…、信憑性は、高いと思う｣

｢そ、んな…｣

あ

目の前が真っ暗になって、頭を抱えた。

いくらナムジュン先生が言ってたからって、

信じられなさすぎて、素直に受け止められない。

あ

｢…嘘、でしょ｣

TH｢…俺だって、信じられない。

信じたくない。｣

あ

だって、なにで死ぬっていうの。

私、付き合ってるときも、病気とか聞いたことないよ。

ずっと元気だったよ？

今も健康じゃん。

会社だって全然休まないじゃん。

もし本当にそうなんだとしたら、

ジミンが死ぬなんて、

そんなの、絶対ジミン本人も知らない。

ねえ、嘘だと言ってよ。

あ