ep.32 ページ33
どうしようもなくて家の中で帰ってきた半間に
なんて伝えようかウロウロしながら考えていたら
涙がポタポタと溢れて止まらない。
ぺたりと床に座り込んで
止まらない涙を拭うことしか出来なかった。
「...っ。うっ...。はんまぁ...かえってきてよ...。」
『あン?呼んだかァ?♡Aー。』
びっくりして後ろを振り返ると、
帰ってくるなんて思ってもなかった大好きで仕方ない
君がニヤリと笑いながら
いつもみたく気だるく突っ立っていたんだ。
「な、んで...?」
『ばはっ♡泣いてんのかァ?♡
好きな女の泣き顔ってのもなかなかいいなー♡』
「え、今なんて...?」
半間はふぅーと煙草の煙を吐くと
私に近寄ってギュッと優しく抱きしめてくれた。
『俺に堕ちたってことでいいかァ?♡
俺はとっくに堕ちてたんだけどよー。
このちんちくりん全然気づかねーからさー♡』
「は...半間ぁ...私...好きだよ、堪らなく...
君に溺れ堕ちてたよぉ...」
涙のせいで上手く声が出てない気がする。
でも半間はそんな私の顔をそっと撫でて
確かにこういったんだ。
『じゃあ、とことん堕ちるかァ♡A♡』
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グラッドくん - 最高でした!なぜか途中で涙が出てきてしまいましたぁ(T ^ T)とても面白かったです! (2022年12月7日 22時) (レス) @page42 id: daba3dbefa (このIDを非表示/違反報告)
M - 最高すぎて吐きそうです。ありがとうございます! (2022年6月23日 4時) (レス) @page47 id: 0bd2a9d625 (このIDを非表示/違反報告)
furimayu - たまたま見つけて読ませていただきました!めちゃめちゃおもしろかったです(^^)!! (2022年5月31日 22時) (レス) @page47 id: bf6650e562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十和-トワ- | 作者ホームページ:https://lit.link/towal2#
作成日時:2022年3月11日 21時