ep.3 ページ4
「あ...えーと...。あ、あはは...。」
何故か愛想笑いをしている自分がいるし、
なんでこの人は同じ高校生とか名乗っているのかも
分からなかったし、
全てが意味不明すぎて
脳内がパンク寸前だ。
『ばはっ♡なんだオマエその反応。
転校生かなんかかー？』
「あっ、そ、そう！転校生！
...って言っても高校生じゃない
貴方には分かんないですよね
すみません...。
駅までの道を教えて貰ってもいいですか？」
向こうは一瞬キョトンとした顔をして
何かを理解したのかまた先程の様にニヤついて
私を見下ろしながらこう言ったのだ。
『俺、オマエと一緒の高校だし♡』
オナジコウコウ...？？？
...は？？？？？？？
いやいやいや...。え？？？
...高校生？煙草って吸っていいもんだっけ？
うちの高校って染髪Okだったっけ？
校則そこまで見てないけど...。
てか後ろのクソデカバイクはなんだ。
そもそも制服着てなくね？！
めちゃめちゃ怪しいじゃん？！？！
どこからつっこんでいいのか分からず
言葉を詰まらせていると
『ばはっ♡ダリー♡一緒に高校行くかー。』
すぽっと頭にヘルメットを被せられ、
ひょいとバイクの上に乗せられた。
『一限には間に合わせっから任せろー♡』
「え？！なんでそれ知って...
え、ちょ、まって！展開が早くてついていけn...
ギャアアアアアアアア！！！！！！！」
私の言葉を言う前に謎の不良？は
高校までものすごい勢いでぶっ飛ばしていった。
『ひゃは♡ちゃんと掴んどけよー。
余裕で振り落とすかんなー。』
「む、無理無理！！！ギャアアアアアア！！！」
目さえろくに開けれず、
必死で彼の腰に手を回すしか無かった。
...この後、
顔面真っ白でフラフラと登校する私と
上機嫌の彼が仲良く(？)一緒のクラスに入ってきて
しかも席まで前後で...。
校内で有名(？)になったのは言うまでもないでしょ？
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グラッドくん - 最高でした！なぜか途中で涙が出てきてしまいましたぁ(T ^ T)とても面白かったです！ (2022年12月7日 22時) (
レス) @page42 id: daba3dbefa (このIDを非表示/違反報告)
M - 最高すぎて吐きそうです。ありがとうございます！ (2022年6月23日 4時) (レス) @page47 id: 0bd2a9d625 (このIDを非表示/違反報告)
furimayu - たまたま見つけて読ませていただきました！めちゃめちゃおもしろかったです(^^)！！ (2022年5月31日 22時) (レス) @page47 id: bf6650e562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十和-ﾄﾜ- | 作者ホームページ：https://lit.link/towal2#
作成日時：2022年3月11日 21時
