ep.12 ページ13
『まー、今日は帰るかー。』
と言いスタスタと歩き出した半間の後ろをついていき、
『家まで送ってやるよー。
貸しイチなー♡』
なんてまた貸しをつけようとしてくるから
「私は着いてきただけですー、
むしろ私が貸しつけたいくらいだからねー。」
と言うとまた半間はなにか楽しそうに笑っていた。
半間に家に住所を教えて
また他愛のない話をしていたら私の家に着いた。
「ん、送ってくれてありがとう。
転校初日だったけど凄い楽しかった。
これからも仲良くしてね。」
『俺と仲良くしてーとか変わりモンだなー。
ダリー♡』
「じゃー別にいいですー、んじゃまたあしたね。」
そう言いバイクから降りて家に入ろうとした時だった。
パシッとまた手を掴まれて何事かと思えば
『ケータイ、貸せよ。』とか言って
勝手にブラウスの胸ポケットに入っていた携帯を取られ、
『暇の時とか連絡してこいよー♡じゃーなー、A。
あ、俺明日ガッコーいくかわかんねーから。』
勝手に携帯にアドレスと携帯番号を入れられたことに
ビックリして呆然としていたから
レスポンスが遅れてしまった。
え、ちょ！来てよ！と言う前にもう彼はバイクを
吹かせて下駄箱で会った時と同じように
手をヒラヒラさせながら帰っていった。
私は寝る前にベッドの上でアドレス帳を確認すると、
【 Aの彼氏♡ 】
なんてふざけ散らかした名前にしていやがったから
速攻名前を変えたのもここだけの話だ。
今日だけでもう1ヶ月くらいを一気に過ごした気分だ。
でも悪い気はしなかった。
明日もこんな感じだといいなって思いながら
私は眠りについた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
グラッドくん - 最高でした！なぜか途中で涙が出てきてしまいましたぁ(T ^ T)とても面白かったです！ (2022年12月7日 22時) (
レス) @page42 id: daba3dbefa (このIDを非表示/違反報告)
M - 最高すぎて吐きそうです。ありがとうございます！ (2022年6月23日 4時) (レス) @page47 id: 0bd2a9d625 (このIDを非表示/違反報告)
furimayu - たまたま見つけて読ませていただきました！めちゃめちゃおもしろかったです(^^)！！ (2022年5月31日 22時) (レス) @page47 id: bf6650e562 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：十和-ﾄﾜ- | 作者ホームページ：https://lit.link/towal2#
作成日時：2022年3月11日 21時
