[文スト]兄、姉達は妹が大好きなようです[短編集]

＊ ページ6

、



｢俺の妹を口説くな！！包帯無駄遣装置！｣


｢国木田くんの妹だったのかい！？義兄さん！｣


俺を兄と呼ぶな！、と賑やかな探偵社


｢ところでA、お前どうしてここに？｣

｢あ、そうだった！兄ちゃんお弁当忘れてったんだよ！｣


｢義兄さん思いの良い妹だ！Aちゃん！是非っ私と心中をっ…｣



まぁ、何ということでしょう((以下略



｢ありがとな、A｣


頭に少しだけ触れて兄ちゃんはデスクに戻った


｢あ、国木田くん照れてる？？見かけによらずシスコン？？｣


太宰さんが宙を舞った

わぉ←


｢それじゃ兄ちゃん、私帰るね〜！夕飯は作っとく｣

｢あぁ、気をつけろよ、路地には入るな、知らない人には付いてくなよ！｣


｢やっぱシスコンだ｣←

｢毎朝の恒例行事です｣←


ーーー
国木田side


Aが社を出てすぐ、太宰が窓の外を見ていた


｢おい太宰！仕事をしろ！｣

｢あ、Aちゃん出てきた｣


再び太宰が宙を舞った


｢痛てて、ん…あれ、｣


太宰は外を指差しながら


｢拙いんじゃないかい？｣


と、言った


｢何がだ｣



俺も窓の外を覗けば、柄の悪い男に囲まれているAがいた



、

＊→←国木田独歩:頼もしい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す