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「A、最近夜遊びの度が過ぎるぞ、22時には帰れと言っているだろうが!」
ある日、23時すぎごろに帰った時は兄ちゃんが玄関で待っていてビビった
「あんたは、私の親じゃないでしょ!うるさいんだよ!!何時に帰ろうが私の勝手だ!」
「お前はまだ未成年だ!何かあったら遅いだろ!」
「もういい!!親でもないくせに!私は心配なんていらない!」
こんな家、出てってやると言って財布とケータイだけを持って家を飛び出した
「A!!」
ーー
夜の街を走って、友達に連絡をした
みんなで集まっているらしい
『Aも来なよ!まってる〜』
やっぱり、私のことを理解してくれるのは友達だなと思った
「おー!遅いよー!」
聞き慣れた声と別に何人かの声がした
友達以外の他校の女の子達がいた
「こいつA、あたしの連れね」
空き地みたいな場所でくだらない事をみんなで話していた
時計を見ると、もう日付が変わる頃
「…え、…煙草?」
「んー、こんなん普通じゃん!Aも吸う?」
「いや、私はいい…」
「吸いなよー!まじ、慣れると美味いから!ノリ悪ぃよ!A!」
この、メンバーに嫌われたら…私はきっと、居場所がなくなる
そんなおかしな錯覚がして差し出された煙草を手に、取ってしまった
「この、馬鹿」
煙草を持つ手が誰かに掴まれた
そのまま、上に強く引っ張られて無理矢理立たされる
「に…ちゃん…」
本気で怒ってる、顔を見るのも怖いくらいに
私の手を掴んでいない空いた手が振り上げられ
ぶたれる、そう思って少し俯いた
でも、痛みも衝撃もなくてただ、何かを堪える兄ちゃんの苦しそうな顔だけが目に焼き付いた
「お兄さん、誰?」
「こいつの兄だ、お前達ももう家へ帰れ、警察を呼ぶぞ」
口々に文句を言う彼女達を見た後に私の手を離した
「A、こいつらは本当に友達と言えるか?触法行為をさせようとする奴らなんざ俺は友人とは呼ばん」
静かにそう言って、兄ちゃんは私に背を向けた
「ごめん…今日は帰るね…」
その背中をただ、追いかけて家に帰った
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月兎 tukito(プロフ) - わかりました!!ドストさんのほう、よろしくお願いします。 (2017年12月26日 10時) (レス) id: b86fecc4b3 (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - あもるさん» リクエストありがとうございます!こちらのリクエストは続編の方へ書かせていただきますね! (2017年12月26日 8時) (レス) id: 87e2648717 (このIDを非表示/違反報告)
あもる(プロフ) - 谷崎兄妹=谷崎くん+ナオミちゃんのです! (2017年12月26日 2時) (レス) id: 9a9106561e (このIDを非表示/違反報告)
あもる(プロフ) - 最高です!リクエストなのですが、、谷崎兄妹の続きを見たいです!!と、姉さんに搦愛される妹ちゃんも....!!多くてすみません! (2017年12月26日 2時) (レス) id: 9a9106561e (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - 月兎 tukitoさん» リクエストありがとうございます!申し訳ありませんが私は外伝を持っていないので綾辻さんは難しいです!ごめんなさい!ドストさんは了解しました!! (2017年12月26日 0時) (レス) id: 87e2648717 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リミ x他2人 | 作成日時:2016年11月27日 20時