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22.一型糖尿病(GREEN,ALL) ページ6

☆リクエストより

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青side


北「ねぇ...慎太郎。ちゃんと気をつけてって言ったよ?」


慎「う....ごめん、北斗。」



北斗が、慎太郎に説教中。
美人は怒ると怖いっていうけど、これマジ。


あの北斗の整った顔が無表情になって、自分が問い詰められるの想像してみ?


めっちゃ怖くない!? 俺、めっちゃ怖い....

慎太郎の顔も、心做しか血色感無くしてるし。
さっきから、俺に目配せをして助けを求めてきている。

目配せっていうか.....眉配せ?笑

眉毛を動かして、「助けて」と話かけてくる。

...はっ!!そんなに動かしたら、北斗にバレるぞ?


北「......慎太郎。誰と話してんの」


あーあ....バレた。


慎「話してないよ!!?.だって、口開いてないもん!」

北「眉毛が動いてんだよ。ま・ゆ・げ」

北斗の形のいい眉毛がピクっと動いて、慎太郎にガンを飛ばしている。

さすがに可哀想になって、助け舟を出すことにした。


樹「まぁまぁ...。慎太郎も、自分で気づいたんだし...さ!..ねっ?」


北「はぁ...。もう....気をつけなね、慎太郎。」

慎「うん。ありがとう、北斗」

北「ん。...何か飲み物買ってくるね。」

慎「俺、カフェオレ!!」

樹「じゃ、俺イチゴヨーグルト」



無言で、北斗は出ていったけどきっと買ってきてくれるだろう。



なんだかんだ言って、優しいからな。
それこそ、特に慎太郎には。


慎「樹、ありがとう!.....ふぅ、怖かったなぁ北斗。」

樹「まぁな。北斗、お前のこと心配なのよきっと。」

慎太郎さ、1回北斗の前でぶっ倒れたことあんだよ。

救急車の乗り合わせも北斗で、俺達が病院に着くまでずっと慎太郎に付き添ってた。

もちろん、先生の話を聞いたのも北斗。



あの時のあいつの顔は忘れられない。
この世の終わりみたいな目をして、北斗も休んだ方がいいんじゃないかって思った程だった。



慎「うん....気をつける。」

樹「おう!...そんな気にすんなって笑
大丈夫、北斗本気じゃないから。....次は何時頃?」

慎「んーっと...夕方の18:00頃!」

ペラペラと、小さなメモを慎太郎がめくる。


この時間管理が、何よりも大切。
下手すれば、慎太郎の命にも関わることだから.....


何の時間かっていうと、「インスリン注射」の時間なんだ。


一型糖尿病と診断された慎太郎の、新しい習慣だ。

22.2→←21.5



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みかん(プロフ) - 嶺音 蒼空Inn?cenceさん» コメントありがとうございます。私のペースとなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!ぜひ、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月26日 19時) (レス) id: 89ba736677 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 蒼空Inn?cence(プロフ) - いつも楽しく読んでます!私は病気系の物が好きで探し回っていたところをこのお話に辿り着きました!これからも面白いお話が出るのを楽しみにしてます!がんばってください! (2020年9月26日 12時) (レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん | 作成日時:2020年9月25日 22時

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