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27.5 ページ32

黄side


何とか聞き出せば、大我が部屋を飛び出していったらしい。

..それはもう、凄い勢いで。

おまけに、酷い顔色だった...らしい。



樹も追いかけたかったみたいだけど、北斗を置いていける状況じゃなかったって事ね。



高「OK。大我、探して来るわ」

樹「お願い!早く行ってあげてっ、はいコレ!!」

新品の水と一緒に追い出されるように、背中を押された。




.....トイレだな。

直感でそう思った。前もそうだったから。


あの時と同じトイレに入れば





....ほら。







高「たいがぁ?...大丈夫?」

大「はぁっ....こ、ち....」


こちらを振り向いた大我は、もう真っ白。


そして...

そのままグラりと傾いて、俺の腕にポスリと収まった。




高「えっ!?ったいが!!おいっ!!!...しっかりしろって!」





血色のない頬を叩いても、反応がなくて。
一気に、身体が冷えていく感じがした。


•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚

赤side



大我と高地が戻ってきた。

よかったと思ったのも束の間。




大我はお姫様抱っこで帰ってきた。



ジェ「こちぃ...大我...」




険しい顔をしたままの高地に話しかける。
高地は、そっと眠っている北斗の隣に大我を下ろして。



やっと見ることができた大我の顔は、真っ白な雪くらい色がなかった。



高「1人で...吐いてたみたい...」

隣の慎太郎が、ハッと息を飲み込むのが分かった。



ジェ「そんな.....」

俺じゃなくて、大我が辛かったのに思わず視界が滲んだ。



慎太郎は、大好きな兄貴分に寄り添ってサラサラの髪を撫で始めた。


慎「....きょも...辛かったね...」



もっと頼ってくれればいいのに。
北斗も大我も。



きっとあの二人の性格的には難しいのかもしれないけどね。




とりあえず、俺が今日やることは決まった。

偏頭痛について調べて、よく効く薬を買いに行こう。

次からは、しっかり助けてあげたい。





1人で誰も苦しまないように...



✩。* *。✩✩。* *。✩



リクエストありがとうございました!!

@MiKAN__rain
(界隈理解ある方でよろしくお願いします。)
(フォロワーさん限定で、お話あげています)

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みかん(プロフ) - 嶺音 蒼空Inn?cenceさん» コメントありがとうございます。私のペースとなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!ぜひ、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月26日 19時) (レス) id: 89ba736677 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 蒼空Inn?cence(プロフ) - いつも楽しく読んでます!私は病気系の物が好きで探し回っていたところをこのお話に辿り着きました!これからも面白いお話が出るのを楽しみにしてます!がんばってください! (2020年9月26日 12時) (レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん | 作成日時:2020年9月25日 22時

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