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21.4 ページ4

桃side


白いベッドに横たわるジェシー。


今朝の賑やかな笑い声が、
たった半日で感情のない規則的な機械音に変わっていた。



皆の目は真っ赤で、誰も視線をあげない。
それがまた、辛かった。



俺が、しっかり休んでおけば...
ぼーっとしていなければ...



もっと、素早く動けていたら...




この静かな空間にいればいるほど、意味の無い後悔ばかりが浮かんで。



そして.......




消えてはくれなかった。



ピッピッピッと冷たすぎる、あまりにも規則的すぎる音がどんどん、俺を追い詰めていく。



大「ひっ.....はぁ、は....はぁはぁ」

北「京本!?...落ち着いてっ」


俺の呼吸は、それに反比例するように不規則になっていた。



樹「大丈夫大丈夫、きょも...」

大「はっ、はぁはぁ....ふ..」




目の前が、真っ暗になっていく中。


このまま、覚めなければいいのに...


そう思った。




今朝に戻りたい。

ジェシーの笑い声が響いて、それに呼応する5人分の笑い声が聞こえるあの空間に。


☆。.:*・゜☆。.:*・゜



.....ああ、目が覚めてしまった。




それが、始めの感想だった。

横に視線をずらすと、相変わらずベッドで眠るジェシー。



そして、疲れきった顔で俺を見つめる樹がいた。



樹「きょ、も...?良かった....」


そう言って泣き始めた。


樹「きょもまで....なんてなったら、俺..おれっ..」

大「....ごめ..ね。俺のせいで...じぇし...」



自分で言っていて、またキュッと喉が閉まる。



樹の小さな手に、見た目に見合わないって言われる意外と大きな俺の手が包まれる。

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設定タグ:SixTONES , 病系
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みかん(プロフ) - 嶺音 蒼空Inn?cenceさん» コメントありがとうございます。私のペースとなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!ぜひ、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月26日 19時) (レス) id: 89ba736677 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 蒼空Inn?cence(プロフ) - いつも楽しく読んでます!私は病気系の物が好きで探し回っていたところをこのお話に辿り着きました!これからも面白いお話が出るのを楽しみにしてます!がんばってください! (2020年9月26日 12時) (レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん | 作成日時:2020年9月25日 22時

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