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緑side
慎「ジェシー、また苦しくなっちゃったの?」
車に乗り込むと、珍しく寝ていたジェシー。
樹「うん。ちょっとだけどね....」
慎「そっかぁ....辛かったね」
ジェシーの見た目通り、ふわふわな髪の毛を撫でる。
樹「俺....やっぱり、怖い...」
慎「じゅり...」
頻繁に過呼吸を起こすジェシーは見慣れている光景であって、受け入れにくい光景なんだ。
特に樹はね....。
初めの頃は、ジェシーにつられて過呼吸になったり、不安からか体調を崩したりしていた。
やっと最近落ち着きはじめた所。
慎「うんうん。」
樹「あんなに苦しそうにして..。毎日ビクビクしながらなんて、余りにも可愛そうだよ..」
見た目よりもずっとずっと優しくて、周りよりももっともっと涙脆い樹は、いつの間にか涙声になっていた。
樹「...はぁっ...俺まで..苦しくなってきた..」
力なく笑う樹の背中をそっと支える。
慎「無理しないで?....ほら、ゆっくり」
呼吸が乱れ始めた樹に、声をかけながら密かに思った。
『樹、最近落ち着いてたんだけどなぁ...。そろそろ、ジェシー病院に連れていこうか...』
樹だけじゃなくて、グループ全体の雰囲気から最近考えていること。
ジェシーもSixTONESも、守ってあげたい。
ただそれだけ。
・
・
・
慎「ジェシー?いける?」
ジェ「んっ...いける!」
さっきまで、不安定でぐったりしてたんだけどね。
自分の出番をしっかりやりきろうとしている。
樹「頑張って来いよ！...俺ら、ここに居てやるからっ。」
樹も、車中での姿を感じさせない頼もしさを見せている。
慎「何かあっても、俺らが助けてあげるからね！」
ジェシーは、少し微笑んで楽屋を出ていった。
慎「大丈夫かなぁ...」
樹「どうかな...俺ら、ここにいるしかないしね...」
未だに、密にはなれない状況で。
本当だったら、すぐ駆けつけられるように撮影場所まで付き添いたいくらいだ。
でも、それは厳しいからさ。
少し無理を言って、先に俺らの撮影をやらせてもらって楽屋も一緒にしていただいた。
こういう時こそ、「同グループメンバーは家族として扱う」を有難く利用させてもらった。
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みかん(プロフ) - 嶺音 蒼空Inn?cenceさん» コメントありがとうございます。私のペースとなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!ぜひ、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月26日 19時) (
レス) id: 89ba736677 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 蒼空Inn?cence(プロフ) - いつも楽しく読んでます！私は病気系の物が好きで探し回っていたところをこのお話に辿り着きました！これからも面白いお話が出るのを楽しみにしてます！がんばってください！ (2020年9月26日 12時) (レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん
| 作成日時：2020年9月25日 22時
