27.*偏頭痛(PINK・BLACK) ページ28
☆リクエストより
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桃side
『ああ...今日は長い1日になりそうだ...』
ズキズキと脈打つこめかみの痛みと。
ソファーに苦しそうに眠る北斗の姿と。
そういえば、北斗も偏頭痛持ちだったことを思い出す。
大「ほくと..?大丈夫..?」
同じ偏頭痛もちとして、声をかける。
しんどさは分かるからね...
北「...きょ、もと..?」
起き上がった北斗の顔色は最悪。
相当キツそうだ。
大「...しんどいね、薬飲んだ?」
北「それが...薬、忘れて..っ」
喋るのでさえ、刺激になるみたいで顔を歪めている。
北斗、最近なるようになったからかな...
飲むタイミングとか慣れないんだろう。
大「俺、薬持ってるから飲も?少しは、マシになるかもだから」
北「..でも...きょうもと..痛く.ないの..」
大「大丈夫大丈夫。今日は、そうでもないっぽいから」
嘘だ。
でも、俺より北斗の方があまりにも辛そうだから。
それにさ、素直に頼ろうとしてくれることが嬉しくて。
どうにかなる。
今までだって、偏頭痛なんて何度も経験してきたじゃないか。
いつもの事だと、自分に言い聞かせた。
薬を飲んで、また寝始めた北斗を見て少し安心する。 寝られないってなると、結構辛い。
さて....
まだ来ていない他の4人に、北斗のことを連絡。
大「....って...」
ブルーライトに、こめかみの痛みは存在感を増してきて。
頭を押さえつけるしかできなかった。
だって....
飲むはずだった薬は、もう北斗にあげてしまったから。
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みかん(プロフ) - 嶺音 蒼空Inn?cenceさん» コメントありがとうございます。私のペースとなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!ぜひ、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月26日 19時) (レス) id: 89ba736677 (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 蒼空Inn?cence(プロフ) - いつも楽しく読んでます!私は病気系の物が好きで探し回っていたところをこのお話に辿り着きました!これからも面白いお話が出るのを楽しみにしてます!がんばってください! (2020年9月26日 12時) (レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2020年9月25日 22時