ハジマリの始まり ページ1
近所の子供達が 夏休み早く来い の話で盛り上がる頃。
私は、もう案内無しでも歩けるようになった大学の一室で
半年後に提出する論文のテーマについてまとめていた。
今朝、担当の教授にテーマを伝えてきたところ。
大学生ライフの中で特に没頭することもなかった私は、
行ける限り講義を受け、単位も余裕のよっちゃん。
後は論文を書いて提出するだけ。
多少の課題や必要必須講義はあっても
それ以外に大きなことはなにもない。
……ましてや、就職についてもろくに考えてこなかった。
そう、とことん暇なのだ。
『バイト探すかな〜……』
そんな言葉は7月初旬にしては熱すぎる空気に溶けていった。
｢Aー、私と同じカフェでバイトする？
絶賛バイト募集中。今だ履歴書提出0人。｣
いつのまにか隣に来ていた
一期からの友人である優を目の隅に留めながら
『探すのもだるいし、そーするわ。ダメだったら近場にする』
と口にする私はアイスクリームが食べたくて仕方がなかった。
｢また変な男に付けられたら面倒だしね。知り合いいるほうが無難や。｣
『よし、下見がてらアイスクリーム食べに行こ』
＊
そう、私はちょっとだけ冷めた女。
明るい雰囲気のカフェにそぐわない､
この新作の漆黒アイスと同じでちょっとだけ冷たい。
『このアイスおいしい』
店長曰く、黒色のアイスを一瞬炙ってコクを出した自慢の一作らしい。
正直、説明が頭に入って来ないくらいおいしい。
｢だってさ、店長。センスわかってくれる子いたよ！｣
｢おう、まさかこんなかわいい子にわかってもらえるなんてな〜｣
『ちなみに、アルバイト募集中ってほんまですか？』
｢ほんまです！ お嬢ちゃん生まれ関西の近く？｣
そっから地方の話になってすっかり打ち解けた。
バイトの合否は履歴書の提出と
当日の面接･厨房見学を終えて合意の上決めるそう。
正式な申し込みではなかったが
募集が2ヶ月目になるのにも関わらず募集が0だし、
すでにいるバイトちゃんの友人だから、大丈夫★
なのだそう。
意外にも日常楽しくなりそうな予感。
ラッキーソング
涙の答え
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ふわぽむ(プロフ) - まりあさん» はじめまして！ありがとうございます。続編のほう、前向きに検討して行きますね！！まりあさんにお楽しみいただけますよう前進いたします。また是非覗きに来てくださいね (2019年8月17日 1時) (
レス) id: b17a885bb5 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 初めまして！いつも更新楽しみに読ませて頂いてます。2人の続編を是非読みたいです！大変だとは思いますが楽しみに待っています。 (2019年8月16日 23時) (レス) id: 9550e0f14e (このIDを非表示/違反報告)
ふわぽむ(プロフ) - ま り ゅ 。さん» 力になれて幸せでございます(*^-^*) (2019年8月16日 23時) (レス) id: b17a885bb5 (このIDを非表示/違反報告)
ま り ゅ 。(プロフ) - ふわぽむさん» 別垢で夢を書いているのですが 、思い通りに書けないので … そういうときにもこの作品を読ませていただいて気分転換させてもらってます ！！ 本当に感謝しかないです … (2019年8月16日 23時) (レス) id: 175c974560 (このIDを非表示/違反報告)
ふわぽむ(プロフ) - ま り ゅ 。さん» ありがとうございます。すごくすごく嬉しいです！！お手本だなんて、もったいないお言葉……まりゅさんに楽しんで頂くためにも、もっと頑張ります！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: b17a885bb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわぽむ | 作成日時：2019年7月14日 17時
