レコード NO.226 ページ30
『詳しくは言えないけど、ある人を守るために海兵たちを殺したことがある。
そんな奴が海軍の仕事をするなんて、しかも大将の秘書って大事な役職につくわけにもいかないと思う。その人たちが報われない気がして』
「ふーん。そう。意外と律儀なとこあるね」
『義理人情にはうるさい方だから』
お会計を済ませ店を出る。今度は手を繋がずゆっくり街並みを楽しみながら、並んで歩く。
「はぁ……また秘書探しの旅でもするかなあ」
『お手伝いが欲しいならそこらへんの海兵に頼めばいいのに』
「いやいや、秘書といえば女の子でしょ」
『……やっぱ今日会って思ったけど、おじさん感出てきたね』
「え?ダンディーだって?ありがと」
『はぁ……』
海賊と海軍大将。くだらない会話を交えながら本部まで戻っていった。
・
そこから数ヶ月。
ひたすら海兵たちの動きを見てアドバイスをしたり、たまにはセンゴクの部屋でガープさんとお茶したり、意外と楽しい日々を送っている。
しかし、2人以外の海兵たちには敵視されて、あまりうまく話せていない。クザンは例外だけど……
とある休日。
窓を開いて部屋の大掃除をしていた。
『ふん♪ふふん〜……ん!?』
鼻歌をうたい気分よく掃除していたところに殺気を感じて窓の外を見る。
すると数キロ先に白い服に身を包んだ人が立っていた。
『え?誰???』
分からないまま覗き込んでると、だんだん近づいたきた。
『え、え、なんか怖いんですけど!?』
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とおる(プロフ) - ハッピーさん» ハッピーさん、コメントありがとうございます!これからさらにお話は複雑化するつもりなので、置いていかれないようあたたかく見守っていただけると幸いです\( ・ω・ )/ 何卒この作品をよろしくお願い致します! (2021年9月14日 10時) (レス) id: 886a923d2e (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - コメント失礼します!今日一気に読んだのですが、作者様の圧倒的な文才力に心を揺さぶられました。これぞ、隠れた名作ですね!これから先のお話楽しみにしています。( . .)" (2021年9月10日 21時) (レス) id: 45915405f4 (このIDを非表示/違反報告)
とおる(プロフ) - ラトビアさん» ラトビアさん、コメントありがとうございます。ワンピースが続く限り更新はさせていただきます!ただお話を出す際は、一気に出すことが多いのでお楽しみにして下さっているところ申し訳ないのですが、気長にお待ちいただけると幸いです!! (2021年9月2日 14時) (レス) id: 886a923d2e (このIDを非表示/違反報告)
ラトビア(プロフ) - 初めまして、拝見させて頂きました。とても素敵な小説に出会えて嬉しい限りです。素敵な小説は大体が作者様が失踪しておられるので…更新を楽しみに毎日を過ごしています笑 無理をせず、失踪することなく更新を続けてもらえれば嬉しいです。 (2021年9月2日 2時) (レス) id: feff78aba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とおる | 作成日時:2021年8月27日 20時