伊達救済編2 ページ7
キー!ズドーン
っと大きな音がして、びっくりして振り返ると、大きなトラックが横断歩道の側の電柱にぶつかっていた。
貴方『た、大変!大丈夫ですか?』
私は慌てトラックに近づき、運転席に近寄った。勿論二人も一緒に。
トラックの運転手は、奇跡的にほぼ無傷で生きており、幸い周りに巻き込まれた人もいないようだとホッと胸を撫で下ろした。
貴方『一体何でこんな事故を…』
私はとりあえずと二人に車から出されているトラックの運転手にそう聞くと、
運転手「ついうっかり居眠り運転しちまったんだよ…たくっついてねぇな〜。」
と呟いた瞬間
伊達「高木。こいつの免許証を漁れ」
と伊達さんが高木さんに指令を出し、高木さんが慌て免許証を見つけ出し、
高木「えー名前は○○××さんです。住所は…」
と読み上げていく。それを聞いて
伊達「○○××。安全運転義務違反の疑いで、署に連行させてもらう。大人しく来てもらおうか。」
と男性に伊達さんが言うと、男性は態度を一変させ
運転手「はぁ!?ふざけんなよ!誰も死んでねぇし、単独事故なんだから別にいいだろうがよっ!変な疑いはやめろよ!この税金泥棒が!」
といい伊達さんに殴りかろうとし始めた。その瞬間カチャリと男性の手に手錠がかかり、その先がトラックの一部に繋がれる。
伊達「午前8時37分。○○××。公務執行妨害の現行犯で逮捕だ。」
それを聞いた男性はまだ何か騒ぎ立てているが、伊達さんはそれを無視して、高木さんにパトカーの要請と、道路の封鎖等を命じた。
高木「それにしても危なかったですね。僕達があのままこの横断歩道を渡っていたら、大変な事になりましたよ。」
それらが終わった後、高木さんが伊達さんにそう言う。
伊達「あぁそうだな。こりゃアイツらだけじゃなくて、俺まで助けられたみたいだな…なぁ?A。」
私はそれまで余りの二人の迅速な行動に、ずっとぽけーとしてたから、話を聞いてなくてそう呼ばれてハッとなる。
貴方『え?はっはい!な、何かいいました?』
伊達「…いや何でもない。死にかけたなんて言ったらアイツらにどやされそうだしな…」ボソッ
貴方『え?今なんと…?』
私がそう言うと、伊達さんは何かを呟いたようだけど、よく聞こえなくてそう聞き返す。すると、
伊達「萩原と松田の件についての礼がまだだったから、礼をしなきゃなって言ったんだ。」
と言われた。
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てきとう(プロフ) - 闇姫さん» 様。貴重なご意見ありがとうございます!!更にはこの作品を褒めても下さり、感謝に耐えません!!これからも良かったらご愛読のほどよろしくお願いいたします!! (2021年4月3日 16時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫 - 面白い (2021年3月25日 21時) (レス) id: 6ca4bff9b3 (このIDを非表示/違反報告)
てきとう(プロフ) - はなさん» 様。貴重なコメントをありがとうございます!更にこの作品を褒めてくださりありがとうございます!はい!是非更新遅くて申し訳ないですが、これからも読んで頂けたら幸いです! (2021年3月25日 10時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 面白いです、これからも読まさせて頂きます! (2021年3月19日 12時) (レス) id: 51962e7e8e (このIDを非表示/違反報告)
てきとう(プロフ) - ユウさん» 様。初めまして!貴重なコメントありがとうございます!更にはこの作品を好きと言ってくださっただけでなく、何度もお読み頂いたり、応援して下さったりと、感謝に耐えません。これからもその言葉を励みに地道に更新していきますね!! (2021年3月16日 20時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てきとう | 作成日時:2021年1月7日 17時