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「お泊りとかいつぶりかな〜〜めっちゃ楽しいわ」
丸井にとにかく数学を詰め込み、晩御飯をいただいた後は丸井家の一部屋をお借りしてお泊り。
当然ながら女子である夏ちゃんと同じ部屋に宛がわれた。
「そうなの?私はブンちゃんと幼馴染だからよくこの家にお泊りに来るんだ!」
「幼馴染とお泊り!!いいなあ青春だなあ〜」
私も大和祐大という幼馴染がいた頃はよくお泊り会してたな。
…ほんとに、どこ行ったんだか。
「ところでさ!Aちゃん好きな人いるの??」
「え゛っ!?!?いやいないよ(笑)」
「え〜ほんとかなぁ〜?」
女子のお泊りと言えばまあこれだよね
でもガチめにそういう浮ついた話とかないんだよな、、、
…もともと年下趣味じゃないし
「本当だよ!マジでいない!!そういう夏ちゃんはいないの?」
この子は可愛いし彼氏の一人や二人いそうだけどなあ…
いや彼氏は一人だな。
「うふふ、実はね…」
「え!?マジ!?!えっ彼氏?」
「ううん、片思いなの。ずっとね
誰かはひみつだよ!」
「ええマジか!!夏ちゃん告白とかしないの!?」
秘密ってことは私が知ってる人の可能性高いな…
いや待て。盛り上がりすぎた。中学生の恋愛に興味持ちすぎだ私。
でも恋する中学生女子可愛いらしいからほっとけないんだよなぁ〜〜!!
「告白なんてできないよ…怖くてね…」
「まぁそうだよね、わかる
でも困ったらなんか言ってね!!なんでも手伝うし!!」
きっと私はこの学校の誰かを好きになることなんてないだろうし、夏ちゃんのためならなんでもしよう…!!
「……うん、ありがとう。お願いね」
一瞬夏ちゃんの顔が曇ったように見えたがすぐにいつもの笑顔を見せてくれた。
もしかしてもう既に恋愛で困ってるのかな?いや気のせいか…?
ちょっと微妙な空気になってしまった。どうしよ
「あっそうだ、クラスの友達が作った面白いフローチャートがあるからAちゃんやってみなよ!」
「なにこれ……?『あなたにぴったりの彼氏は誰』?テニス部編?」
「そうなの、面白くない?ちょっとやってみて」
相談乗ろうか?と言おうかと迷ったが、先に夏ちゃんが話題を切り替えてくれた。
会話下手でごめんよ夏ちゃん……こんな頼りない年上でごめんよ……
「ジャッカルくんじゃん草」
「あはは!!実際二人仲いいし合ってるのかもねこれ!」
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幽霊部員(プロフ) - 全然更新できずすみません……コメントありがとうございます!!!頑張って続きかきます(笑) (2021年1月7日 15時) (レス) id: e1bd195033 (このIDを非表示/違反報告)
財堂若也 - おもしろいですね!な、夏ちゃん??と思いながら見てます!合宿のお話、楽しみにしてます! (2020年12月12日 12時) (レス) id: f43141c8eb (このIDを非表示/違反報告)
平部員(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます(´;ω;`)夏ちゃん嫌な奴になりすぎないよう努めます、、、!! (2020年11月5日 1時) (レス) id: e1bd195033 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - とても面白いです!夏ちゃんいい人のように見えて怖いですね、、、ヒロイン頑張って欲しいです。 (2020年11月4日 10時) (レス) id: a8b7d730eb (このIDを非表示/違反報告)
平部員(プロフ) - 白さん» ありがとうございます、、!!励みになります、更新遅いですが頑張ります(笑) (2020年9月12日 22時) (レス) id: e1bd195033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幽霊部員 | 作成日時:2017年4月8日 22時