【テニプリ】人生ヤマなし、谷ばかり。【立海】

20　−家族− ページ21

「お前、俺と会ったことはないか？」

只今追い詰められております

さすがに柳は騙せんかな…

くっそ、万事休すか…!!

いや、ダメもとでも。

「え？…人違いじゃない？」

「…。そうか、いや、引き留めて悪かったな。

片付けの続きをしよう」

…アレ？

意外と行けた感じ？？

初めから確信もててなかったのかな

だとしてもどっかで私のことを見たのは間違いないよなぁ…

どこで？

まぁ今まで青学にいてたわけだし一回くらいは目に入ってもおかしくないか。

やーでも本当に人違いだっただけかもだし気にしないでおこう。

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今日は割とうまいこといったな。

切原君は目さえ合わせてくれなかったけど。

まぁスポドリは置いてりゃ飲んでくれるし…

ってアイツは犬か。

…とか考えてたら人とぶつかりそうになった、危ない

「あ、すみま……

…お父さん！？」

「おうA、ボーっとしてたら危ないぞ」

「待ってまさかわざとぶつかって…！？」

「そうだよ、危ないからね」

危ないのはアンタだよという言葉は飲み込んで。

「そういえば昨日お兄ちゃん帰ってきてたよ」

「桐也が！？それは惜しいことをした。久しぶりに会いたかったなぁ」

あら、てっきり父は何度か会いに行ってるもんだと思ってたけど。

「さっき覗いてみたけど。お前立海で割と楽しそうにしてるじゃないか」

「見てたの！？

いやまあ、やっと職見つけてはりきってただけだし…」

「職ねぇ…」

「てか中学生二回目だし！！

委員会も前みたいにないしさ、なんか寂しかったりするんだよなー

…年下ばっかでなかなか友達できんし…。」

「それは本当に悪すまない、まぁ青学で言いつけ通りAもかなり頑張ってくれてたしな…」

謝られるとこっちも申し訳なくなってくるじゃん…

友達できないについてはフル無視かよ

あーなんか、国光とかに会いたいなぁ…

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