【テニプリ】人生ヤマなし、谷ばかり。【立海】

2 ページ3

「あー！！！A聞いたぞーーー！！転校ってなんだよーっ！？」

「オイオイここまで話まわってんのか早いな」

テニスコートに行くとまた同じ話を振られた。

こんどは菊丸英二に。

「コラ英二、仮にも先輩だぞ！」

「あーいいのよ大石君、

てかおい仮にもってなんだコラ」

「俺らさみしーっスよA先輩いなきゃー…」

「ほんと、華がなくなるな。これから」

そう言いつつも微笑してくれる桃に周介。

なんかちょっと嬉しかったりする。

部活中にもかかわらずガヤガヤし始めるテニスコート。

まぁ休憩中だし良しとするか。

こんな楽しい雰囲気を味わえるのも今日で終わりか…

と、思っていたら。

「中学に転入ってどういうことっすか。」

後ろから現れた越前リョーマ。

その一言で急に騒がしかったこの場が静まり返った。

「おーリョーマくん今日は珍しくさぼってないのか」

「いや待て待て！！！え！？え！？どういうことだよ越前！？」

「落ち着け桃。

Aが立海大附属中等部に転入する確率、97％」

いやうん、繰り上げて100％にしようよもう


そうなんです。

ワタクシ立海大附属の中等部に転入させられるんですわ。

親によって。

うちの家は特殊なんだ。

要するに本当は平凡に生きたい、そういうことなんだよ。

さて、これから私は立海でどういう生活を送ることになるんだろうか。

3→←1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す