【テニプリ】人生ヤマなし、谷ばかり。【立海】

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翌日朝休み。

「えー…と、

真田弦一郎君てイマスカ」

「おぁー？真田ぁー？いるよ、ちょっと待って

真田ーお呼びだぞー」

A組のそこら辺の人に真田を呼んでもらった。

ジャッカルくんも相談に乗ってくれたし、作戦(と言えるようなものではないが)は昨日綿密に練ってきた！！

A！！お前ならいけるぞ！！

「…俺に何か用か」

ウン、でかい。

ほんと、

でかい。

「あーえと、折り入ってお願いがありまして…」

「…何だ」

怖っ

いやいや、ここまで来たんだ、行け自分。

「B組の松山Aと申します。

どうか男子テニス部のマネ…

というか、お手伝いさんをさせてください！！」

「…」

さてどう来るだろうか、

確かにこの場で即座に答えを出すなんて難しい話だ。

一日待ってくれなんてパティーンもあり得…

「駄目だ」

「ファッ!?

な…なぜ…ってかもうちょっと考えよ？…ねっ！？」

お願いしますお願いしますと頭を下げ続ける私。

不憫に見えるだろうが仕方ない。

謎の銀髪と賭博までしちゃったんだよ私…！？

いやそうじゃなくて悔しいだろ、お前には無理なんて言われたらさ。

「お前のようなマネージャー志望の女子は毎日のように来る。

誰かは知らんが部員目当てでな…。

こちらもそれを対処するので精一杯なのだ」

「…あ、そゆこと？」

要するに人気すぎて困ってますってか

いやこれならワンチャンあるわ。

「私転入してきたばっかでさ、別に誰目当てとかいうわけでもないんだよね、

あと実は前の学校でも長いこと男テニのお手伝いさんしててだな…

つまり！実績あるし、安全ってこと！！どう？これでも駄目！？」

「うむ…」

あ、悩みだした。いけるかも

いい立場にいたもんだなぁ…ラッキー…

「分かった…

ならばこうしよう」

あい？

条件付きっすか？？？？

「この件は俺の独断では決められない。

昼休みに屋上へ来てくれ。ほかの部員と共に決めることにしよう。」

マジか、いけるかそれ…

しかし簡単に一万手放すわけにはいかんしな。

「おけ。そうしよう。昼に屋上ね。」

大丈夫、アピールすればいける。大丈夫。

話が終わったと見えて帰ろうとすると、なぜか後ろから肩を掴まれた。

何かと思い後ろを振り向けば真田君が一言。

「ところでマネージャーとお手伝いさんというのはどう違うのだ？」

…。

待て、可愛いじゃねーか。

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