浮気12 ページ13
椿本side
誰を狙うかを少し説明した後歩いていると金田一が国見、京谷と共に道を曲がりながら
金田一「俺らコッチなんで！失礼します！」
と、元気よく頭を下げた。
『ん、気を付けてね。』
私はヒラヒラと手を振り、金田一達と別れた。
ここからは貴大と二人きり。いつもの風景だ。
『…合宿中に潰せるかな。』
何気なく呟いてみる。
花巻「さぁ、どうだか。」
素っ気ない返事の後、貴大は潰せたらいいけど。と付け加えた。
『潰したらどうする？』
花巻「どうするって、何を？」
『私達の浮気。』
ネタばらしするかどうするか。
ネタばらしをした方が良いのだろうけど、このままいるのも結構楽しい。
というか、いきなり花巻呼びに戻せと言われてもできる気がしない。
花巻「…このままでいいんじゃね？」
貴大は少し躊躇いながら返事を出した。
このまま…か。
『いいの？だって及川と私が別れたらもう浮気じゃないけど。』
それはもう正式に付き合うことになってしまうのではないか。
別に私は楽しいから構わないけど。
花巻「いいよ別に。だって俺、」
だって俺？その言葉の続きが気になり、貴大の次の言葉に神経を集中させると…
及川「あれ、椿本とマッキーじゃん。」
『及川。』
なんでこのタイミングで…、つかさっきの浮気とか何とか、聞かれてないよね？
花巻「お前今日1人なの珍しいな。」
及川『まっつんと岩ちゃんは先に帰っちゃったし美奈ちゃんと帰ろっかなって思ったらいないし。だから椿本とかなら走れば間に合うかなって。』
花巻「ふーん。」
『そ、じゃ一緒帰ろっか。』
上手く笑えてるかな、なんて。及川とまともに話すのが久しぶり過ぎて付き合いたての頃とはまた違う胸の高鳴りを感じた。
『そ、そういえば席って決まってるの?』
及川「席?バスの事?」
『うん。今回バスで行くって聞いたから。』
及川「特に決まってないけど、俺と美奈ちゃんは隣。
ほら、まだ教える事山程あるし。」
ソレは及川が教える理由があるの?
ダメ、それを聞いてはいけない。
分かっていただろ私。及川の好きな人はもう私じゃないって。
もしかしたら、なんて無いんだよ。
あの項は戻ってこない。そう分かってた筈なのに。
『っ!』
どうして辛くなる?泣くな、泣くな。
それでも出そうになる涙。だめだ、もう
花巻「悪ぃ及川。俺忘れモンしてたわ、取りに行ってくる!A行くぞ!」
『貴大っ!?』
貴大は私の腕を掴み一目散に学校に向かって駆け出した。
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はちあんみつ(プロフ) - リリィドール＊ガチめに低浮上さん» 本当に申し訳ございませんでした！私が確認した所はすぐに直させて頂きました｡教えて頂きありがとうございます！また誤字などありましたら教えて下さい！ (2019年6月26日 17時) (
レス) id: 5a63b25566 (このIDを非表示/違反報告)
リリィドール＊ガチめに低浮上(プロフ) - 清水先輩の名前は潔子さんですよ。清子ではなく…。よくある間違いですが。これからも更新頑張ってください、応援しています。 (2019年6月26日 14時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
はちあんみつ(プロフ) - 国見千夏さん» 亀更新ですがこれからもよろしくお願いします！！ (2019年6月15日 7時) (レス) id: 5a63b25566 (このIDを非表示/違反報告)
国見千夏(プロフ) - いえいえ、とても面白い小説を書いていらして、参考にしています。これからも頑張って下さい (2019年6月13日 22時) (レス) id: 0d5b956ee7 (このIDを非表示/違反報告)
はちあんみつ(プロフ) - 国見千夏さん» ほんとだー！！！ありがとうございます！！ (2019年6月13日 21時) (レス) id: 5a63b25566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちあんみつ | 作成日時：2019年4月6日 13時
