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中也side


車内はいつもと変わらない雰囲気である。


俺はハンドルを握って前を見ていて、Aは助手席にちょこんと体育座りの様に膝を折って座っている。


無論、靴は脱いである。


貴「はああ……探偵社は想像通り面白かったよ。いや、それ以上かな。流石太宰さんの再就職先だね。こればかりは種田長官を褒めたいな。」


抹茶プリンにAは御満悦の様だ。


この抹茶プリン、コンビニで売っている様なものではなく、銀座の一等地の由緒ある和菓子屋の息子がその隣でやっている洋菓子屋のものだ。


1個700円、1日50個の限定品。幻の品だ。


中也「てめェの太宰の評価がやたらと高い所だけは気にくわねェな。なにが“流石”が。青鯖の再就職先なんぞ川に流れるゴミで良かったんだ。」


ハンドルを握る手に力が入る。


Aはそれを見てクスクスと笑い、「嫉妬しないで下さい」なんて言うので、わざと蛇行しながら運転してやった。


貴「やめてやめて中也さん!!抹茶プリン食べにくいから!!」


中也「はっ!!俺をからかい過ぎるからだ。反省してこれからは程々にしとくんだなァ。」


そう言って2人で笑いあっているとAのスマホが着信音を奏で始める。


貴「ん、樋口ちゃんからだ。……はいはーい、中里です。どうし………………え?









首領が、刺された?」


その時、これまで眩い程輝いていた太陽に厚い雲が覆いかぶさり、辺りは一気に影を差す。


今日は、雨かもしれない。と思った。

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夕焼け(プロフ) - 文才神がかってますね…最高です!更新頑張ってください! (2018年7月11日 22時) (レス) id: 41489a1304 (このIDを非表示/違反報告)
伊尾 - Liaさん» 更新停止本当に申し訳ありませんでした!!来週から毎日更新させていただきます。 (2018年3月1日 7時) (レス) id: 0dbda8d9b9 (このIDを非表示/違反報告)
Lia - とっても面白い!更新停止中で・・・また戻ってきてくださるのを待っています。 (2018年1月8日 11時) (レス) id: ea4e880386 (このIDを非表示/違反報告)
伊尾(プロフ) - ★紅雪華★紅時雨★さん» ありがとうございます!!頑張ります (2017年4月15日 23時) (レス) id: 6e4393709e (このIDを非表示/違反報告)
★紅雪華★紅時雨★ - とっても面白かったです!更新頑張ってください!応援しています! (2017年4月15日 17時) (レス) id: 971d5bf1f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊尾透霧 x他1人 | 作成日時:2017年4月5日 0時

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