停車駅を過ぎれば (ページ10)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:26,137 hit

階段ページ10

.

内村「黒田くんって人と仲直りしたってこと？」

「ケンカはしてないよ (笑) 」

内村「まあ！よかった！Aに友達増えて！」

高校から仲良くなって大学も一緒のうっちーは

私の大事な相談相手だ

内村「俺は嬉しいよ～ Aがなんかあったら大変だもん」

「なんかあったら？」

内村「そう！例えば～振られたとか？」

「それは重大だね (笑) 」

内村「でっしょ～？そういうときに相談に乗ってくれる人が1人でも増えたら嬉しいじゃん！」

「私にはうっちーがいるから大丈夫だよ」

内村「何言ってんの～！Aには深田でしょ？」

「え？振られたときに竜生に相談するの？」

内村「え？…もう！わかんないけど！！」

後ろを歩いていたうっちーは

私の目の前まで回ってきて

内村「とにかく！友達が出来てよかった！」

と、弾ける笑顔を見せながら言った

「ありがとう。うっちー」

内村「全然～！俺も相談乗ってほしいし」

「あっ、里帆のことか (笑) 」

内村「え！なんでわかったの！？」

「わかるでしょ、顔に書いてあるもん」

内村「え！？どこ！？どこ！？」

顔を触りながら焦っているうっちー

思わず、ふっと笑ってしまうと

内村「俺の大事な相談に笑わないでよ～」

優しくツッコむうっちー。

本当にうっちーはいい友達だ