71話 ページ21
よし。こんなもんかな。
もうこんな時間か。
はやく寝なきゃ。
ー次の日ー
＠化粧品会社
貴方「社長、本当についてきてよかったんですか？かなり時間のロスになっちゃいますけど。」
二宮「いいのいいの。もともと、新規の取引先に出向く習慣があったから。」
小栗「おはようございます。CHISEIDOの小栗旬です。」
千葉「千葉雄大です。本日はよろしくお願いいたします。」
意外。担当者さんは女性かと思ってた。
二宮「Stormの二宮和也です。」
貴方「涼宮Aです。この度はわが社にご発注いただき、ありがとうございます。」
小栗「社長自ら出向いていただきありがとうございます。」
二宮「いえ。本日はよろしくお願いします。」
なんか千葉さんと社長って雰囲気が似てるな。
千葉「涼宮さんがご担当されるなんて嬉しいです。ありがとうございます。」
二宮「涼宮に適任の仕事ですので、今回は涼宮が担当という形にさせていただきました。」
貴方「では、機能についてのご提案をさせていただきます。今回のアプリは通販と商品検索の機能を持ったアプリということをお聞きしました。化粧品を選ぶポイントとして、ブルーベース、イエローベースということが重要とのことですので、色彩判断アプリの仕組みを利用し、利用者様のお顔を撮影すると自動的にブルーベースかイエローベースか判断できるという機能を付けると便利かと思います。そうしますと、ブルーベースの方にお勧めする化粧品みたいな形で個人個人に表示することが可能です。」
手ごたえばっちり。賛同してくれてそう。
貴方「あと、こちらに記載しました通り、利用者様の顔に実際に試せるという機能をつけることをご提案いたします。既存のアプリでは、正確な発色が不可能であるという問題が報告されていますが、精度を上げるノウハウがわが社にはありますので、ご検討いただけますと幸いです。こちらからのご提案は以上になります。」
小栗「いいですね。こちらからはデザインに関するご提案があります。細部のデザインは大野さんにお任せできないでしょうか？」
大野課長？やっぱり人気あるんだな。デザイン力すごいもんね。
二宮「大野もかなり仕事を抱えてる状態ですので、本人に確認してからお返事させていただきます。」
小栗「わかりました。」
千葉「あ、そうだ。よかったらお二人で今度のパーティーいらっしゃいませんか？」
パーティー？！
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作者名：りりか | 作成日時：2020年7月16日 16時
