70話 ページ20
二宮「いいじゃんいいじゃん。よし、これで進めて。あとさ、水族館とプラネタリウムで使う背景が欲しいんだけど、作れる？」
大野「おっけ。やってみる。」
二宮「そのぐらいかな。じゃあ、各自進めてください。お疲れさまでした。」
＠社長室
横浜「あ、涼宮先輩、予定登録しておきました。」
ん？登録しておいた？
貴方「確定押す前に見せに来てねって言わなかったっけ？」
横浜「あ、すみません。でも、前の会社で予定組むのはやってて、得意なので、大丈夫だと思います。ご確認ください。」
そういうことじゃないんだけどな。
うわ。
貴方「化粧品のうち合わせってこんなにあるの？」
横浜「はい。先方からはこういう指定で来てました。」
忙しくなるな。
二宮「なんか大変そうだね。手伝おうか？」
貴方「大丈夫ですよ。社長は恋愛シミュレーションゲームの方に集中してください。」
mineにいたときはこのくらいのスケジュールこなしてたんだから、きっと大丈夫。
がんばるぞ。
貴方「とりあえず、これで予定はおっけー。こっちは特にやることがないので、渡したマニュアルを頭に叩き込んできてください。」
横浜「わかりました。」
えっと、とりあえず明日初回の打ち合わせがあるのか。
ていうことは明日までにこちらからの提案書を作らなきゃ。
よし。
あ、ちょっと待って。もしかして、、やっぱりそうだ。
貴方「社長、もうお帰りの時間ですので、車回しますね。」
二宮「いいよいいよ。歩いて帰る。一緒に帰る？」
どうしよ。
家でやってもいいし、、
貴方「はい。」
＠帰り道
二宮「なんかさ、今までとあんまり変わらなくていい感じだね。」
ん？
二宮「仕事は仕事、プライベートはプライベートって感じでいいなと思って。」
貴方「公私混同はよくないですもんね。」
二宮「まあ、ちょっとさびしいし、心配だけどね。」
心配？寂しい？
二宮「だってさ、思ったより横浜くんイケメンだしさ、ぐらっときちゃうんじゃないかなって。」
そんなことを。
貴方「ありえません。だって、社長のこと大好きですから。」
二宮「んー！惜しい。社長じゃなくて。」
あ。
貴方「和君。」
二宮「よくできました。じゃあ、またね。部屋の前まで送ろうか？」
貴方「だ、大丈夫です。お疲れさまでした。失礼します。」
二宮「ん。おやすみ。」
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作者名：りりか | 作成日時：2020年7月16日 16時
