62話 ページ12
櫻井「スピーカーで話してたからお母さんの声も聞こえてたんだけどね、お母さんがニノにあなたが社長でほかの創業者のメンバーが課長なんておかしいじゃないって言ったんだ。そしたらニノが汚い部分を見るのは俺一人で十分。他の人にはのびのびと仕事してほしいんだって言ってて。はじめは俺のわがままでごめんって言ってたけど、実は俺らのためだったってことに気が付いたんだ。」
そんなことがあったんだ。
ーーーー
みたいな話をしたんだよね。
ちゃんと支えないとな。
いつも助けてもらってばかりだもん。
私も社長を支えられるようになりたい。
ーーーーーーーー
二宮「A？」
ん？あ、え？
寝ちゃってた。
貴方「ごめんなさい。寝ちゃってました。」
あ、でも。
貴方「熱下がりましたね。」
二宮「うん。だいぶ体が楽になった。いつからそこに？」
貴方「ごめんなさい。社長がお眠りになってすぐくらいだと思います。」
二宮「そっか。体痛くない？大丈夫？」
貴方「大丈夫です。」
うっ。寝起きの社長、色気がすごい。
二宮「A？」
貴方「な、な、なんでもないです。おかゆ作ってきます。ちょっと待っててください。」
ふうー。びっくりした。
どうしよう。私、社長のことどんどん好きになってる。
堕とすって言われたけど、堕ちるのは時間の問題か、、、、
ーーーーーーー
貴方「おかゆ作りました。どうぞ。」
二宮「んー、ありがと。」
何見てるんだろう。
貴方「何見てるんですか？」
二宮「昨日の反応。ほら、見て。俺らお似合いカップルだって。」
へ？
貴方「あ、えっと。」
二宮「それだけじゃないよ。With Friends、いいアプリだって。ほら。」
＠abc
With Friends普及してほしい。これで、つながり依存症の私も変われるかな。
＠bcd
With Friends防犯対策とかにいいかも。入れてみようって思ったら、まだリリースされてなかった。
うれしい。私のアプリで喜んでくれる人がこんなに。
二宮「あのさ、悪いところだけピックアップしないで、こういうツイートを重視してみようよ。こういうツイートに需要が隠されてると思う。」
貴方「はい。」
って違う違う。
貴方「社長、風邪ひいてるんですから、仕事しちゃだめですよ。おかゆ食べて、薬飲んで寝てください。」
二宮「チェッ。ばれたか。はいはい。今日は言うこと聞きますよ。」
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作者名：りりか | 作成日時：2020年7月16日 16時
