43話 ページ43
＠fm
相葉「お、来た来た。見たよ、お二人さん。」
ん？
二宮「何の話？」
松本「さっきのやつ生放送。」
そうだったの？
二宮「いやー。照れるな。」
え？社長、気が付いてたの？
大野「気づいてたの？」
二宮「うん。だって、zapはいつも朝取材にくるとき生放送突撃みたいな感じでしょ？」
櫻井「じゃあ、気づいてて怒ったの？」
二宮「いや、あれは素。炎上してる？」
松本「全然。むしろ、大絶賛。また株が上がったみたい。」
すごい！
櫻井「そろそろ、議題に入ろうか。相葉くん、説明して。」
相葉「はいはい。実はね、mineに発注してた企業から仕事の依頼がたくさん来てるんだけど、第一ネットだけじゃ対応しきれないんじゃないかと思って。」
やっぱりそうなったんだ。
二宮「なるほどね。涼宮。」
貴方「はい。」
二宮「しばらくそっちの業務をよろしくー。」
貴方「かしこまりました。」
櫻井「え？ちょっと待って。どういうこと？」
社長がこっち見てる。言ってもいいかってことかな？
貴方「もう話してもいいですよ。」
二宮「わかった。mine社の天才プログラマーのSuzukaが失踪したっていう話、知ってる？」
松本「結構話題になったよね？え？もしかして。」
二宮「うん。そういうこと。涼宮がSuzukaだよ。それで、今回の件も俺らの仕業。」
皆さんびっくりしてる。
そうだよね。
私、秘書課の配属だもん。
櫻井「ちょ、ちょっと待って。ちゃんと説明して。」
貴方「私から説明します。私がmine社にいて、徐々にSuzukaの名前が有名になっていた時、上司に個人データを盗むアプリの開発の指示を受けました。私は、そんなものを作りたくなくて、退社しようとしたんですが、認めてもらえず、退職届をおいて、逃げたのがSuzuka失踪事件の全貌です。」
松本「それで、今回のことは？」
二宮「涼宮が詐欺アプリの証拠を持ってたからそれを検察に提出しただけー。ね？」
貴方「はい。」
相葉「えっと、、、まだ事態が読み込めないけど、とにかく涼宮ちゃん、第一ネットの手伝いよろしくね。」
まあ読み込めないよね。
ふつうはあり得ない話だもん。
貴方「はい。頑張ります。」
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
