38話 ページ38
高橋「いや、こちらこそありがと。」
ん？
高橋「教えてもらっていろいろ調べてみたら、いろいろ出てきたんだよ。公正取引法違反とかね。」
そうなんだ。
高橋「取引先の企業が契約を切ろうとすると、脅して契約を更新させたりね。」
そうだったんだ。
確かにそんな噂あったかも。
二宮「だとしたら、よくarriverは打ち切れたよね。」
そうだよね。だって、顔ばらすとか言われたら大変だもん。
高橋「arriverにはやらなかったみたい。」
え？あんなに大きな取引先なのに。
二宮「まあ、mineの体制じゃarriverの発注は耐えられないでしょ。いろんな暗号化とか細かい部分が大変すぎる。いくら大口でもmineはarriverの下請けじゃないからね。」
そっか。
高橋「それと、こちらの動向を知られてる可能性もあるから、今日は気を付けて過ごしてくれる？特に涼宮さん。」
私？
二宮「それについては、大丈夫。涼宮、今日は俺の家においで。」
え？社長の家に？
貴方「そ、そんな申し訳ないです。今日はおとなしく家にこもっているので、大丈夫ですよ。」
高橋「それいいね。ニノよろしくー。」
二宮「じゃあ、一生。あとはよろしくね。」
高橋「うん。あとはこっちに任せて。」
ーーーーーーー
＠マンションのエレベーター
二宮「涼宮、一回自分の家帰って、お泊りセットをもってきてよ。」
貴方「本当に大丈夫ですから。」
さすがに社長の家は、、、
二宮「何もしないし、ベッドも別。俺の家、来客が泊まれる部屋あるから。割と快適だと思うよ。」
そうかもしれないけど、、、
二宮「今日だけだから。ね？」
そこまで言うなら、、、
私も一人でいるのはちょっと心細いし。
貴方「わかりました。」
−−−−−−−−−−
＠二宮's room
貴方「お邪魔します。」
二宮「いらっしゃい。入って入って。」
一階違うだけでも結構違うんだな。
物が少なくて、ゲーム機の量がすごい。
二宮「夜ごはんどうする？出前取る？さすがに食べに行くのはな。」
貴方「何か作りましょうか？材料があったら、作れますよ。」
二宮「んー、冷蔵庫見てみて。何も入ってないと思う。」
え？
ほんとだ。
貴方「いつもどうしてるんですか？」
二宮「え？いつも出前。最近ウーバーイーツとかもあるじゃん。便利だよね。」
そうなんだ。
体に悪くないのかな？
まあ、豪に入れば郷に従えともいうし。
貴方「じゃあ、出前取りますね。何食べたいですか？」
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
