28話 ページ28
ー次の日ー
貴方「社長、そろそろお時間です。行きましょう。」
これから、arriverの佐藤社長とのミーティング。
一応あったことあるけど、緊張するな。
二宮「ねえ、佐藤社長ってどんな感じ？」
貴方「とっても気さくな方ですよ。」
二宮「若い？」
貴方「社長と同じぐらいじゃないですかね？」
30代だと思うけど、、
二宮「そっか。楽しみだな。あのarriverの社長だもんな。」
貴方「パーティーはVIPとしていらしてましたよ。」
二宮「VIP?すげーな。あの会社って一代だよね？」
貴方「はい。現社長の佐藤さんが創業者です。高校時代にブランドを作り、6年で今の規模になりました。」
高校生であのセンスってすごすぎる。
ーーーーーー
＠arriver 応接室
佐藤「失礼します。お待たせしました。arriverの社長の佐藤健です。」
二宮「Storm社長の二宮和也です。本日はよろしくお願いします。」
佐藤「こちらこそよろしくお願いします。」
この前のパーティーと雰囲気が違うけど、間違いなく佐藤さんだ。
私、すごい人と話してたんだな。
二宮「この度は発注していただき、ありがとうございます。」
佐藤「いえ。こちらこそお引き受けいただきありがとうございます。完成を楽しみにしています。こちらとしてはぜひstormさんとは今後とも仲良くさせていただきたいと思っていますので、よかったらご飯に行きませんか？おいしいレストランが近くにあるんですよ。」
二宮「ぜひ。」
すごい！
仲良くしたいって。
佐藤「今晩空いてますか？」
二宮「はい。」
佐藤「予約してきて。」
秘書「はい。」
おいしいレストランかー。いいな。
佐藤「涼宮さんもいかがですか？」
え？私も？
貴方「ぜひご一緒させてください。」
佐藤「あ、ドレスコードあるんですよね。」
一応ブラックスーツ着てきたんだけど、だめかな？
佐藤「俺が作ったドレス、着てみませんか？この間のパーティーでお会いした後に、涼宮さんのイメージで作ったんですよ。試作品で商品化はしてないんですが、よかったら着て、感想を教えていただけませんか？」
わ、私のイメージ？
恐れ多いけど、断るのは失礼だよね。
貴方「私でよければ。」
佐藤「よかった。二宮社長、涼宮さんを少しお借りしてもいいですか？」
二宮「もちろんです。終わるまでここで待たせてもらってもいいですか？」
佐藤「はい。じゃあ、涼宮さん、行きましょう。」
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
