16話 ページ16
貴方「常務のセクハラですね。」
二宮「セクハラ？」
貴方「はい。」
、、、、、、、
あれ？なんか一気にすごく重々しい空気に。
二宮「しょーちゃん。常務をきる。適切な人探しておいて。」
櫻井「了解。」
二宮「涼宮、なんでもっと早く言わなかった？」
え？私？
櫻井「涼宮さんも常務についてたことあったよね？被害にあってたの？」
貴方「はい。ただ、大変優秀な方でしたので。貨物船の件も常務についてたときに知り合った方にお願いしたんですよ。、、、どんなに嫌な思いしても、会社のためになるなら、私は耐えます。私はこの会社の社員ですから。私が常務づきに戻りましょうか？」
二宮「バーカ。」
え？
二宮「社会のルールを守れない、人の尊厳を守れないようなやつはこの会社にはいらないんだよ。それに、涼宮。お前は今は俺の秘書だろ。」
社長、、、
櫻井「まあ、とりあえず常務の様子を記録して証拠をとらえてから懲戒免職にする。それでいいでしょ？」
二宮「お願い。あとはなんかある？なさそうだね。じゃあ、会議は以上。」
ーーーーーーー
なんか社長が怒ってる？
貴方「あの、私なにかしちゃいましたか？」
二宮「え？」
貴方「怒ってらっしゃるように見えるので。」
二宮「いや、お前に怒ってるんじゃない。自分の情けなさに怒ってる。」
え？
二宮「大事な社員を守れなかった。」
貴方「社長のせいじゃありません。」
二宮「でも。」
貴方「それより、ゲームのこと考えましょう。凝ったゲームにするなら、時間がありません。」
それに。
貴方「守ってくださってるんですよね？今だって。」
二宮「え？」
貴方「秘書課にいたら、やっかみを受けるかもしれない。だから、デスクをこっちに移してくださったんですよね？」
社長はとても勘がいい人だ。
だから、もしかしたら、紙じゃなくて、カッターで切ったってわかっていたんじゃないだろうか。
二宮「、、、別に。お前がこっちにいたほうが俺の仕事がはかどると思っただけだ。仕事しろ。」
貴方「はい。」
図星か。
ちょっと照れてる。
ーーーーーーーーー
ー金曜日ー
今日はパーティーか。
櫻井課長に何も用意しなくていいって言われたから、本当に何も用意してないんだけど、いいのかな。
二宮「涼宮。」
貴方「はい。」
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
