36話 ページ36
あ！
貴方「社長、大変です。」
二宮「どした？」
貴方「招待者リストを今見てたんですが、この人。」
二宮「naturalの社員でしょ？なにか問題が？」
そうなんだけど。
貴方「naturalはmineの天下り先なんです。この執行役員は私が第一ネットにいた時の直属の上司です。」
二宮「まじか。どうする？明日はお留守番する？」
貴方「、、、同行します。」
二宮「会ったら嫌な思いするかもよ。」
そうなんだけど。
貴方「私は社長の秘書ですから。どんな理由があっても仕事はちゃんとやります。」
二宮「そっか。明日は絶対に俺から離れちゃだめだから。」
貴方「はい。」
＠イベント会場
二宮「お、いい感じじゃん。ね？」
貴方「はい。」
このイベントは近くの飲食店を探せるアプリのリリース記念だ。
女性客も多く招いているため華やかな雰囲気に仕上がった。
松本「社長、そろそろスタンバイお願いします。」
二宮「了解。」
始まる。
社長、どんな話するんだろう。
準備してるようには見えなかったけど。
二宮「本日はわが社のイベントにお集まりいただきありがとうございます。社長の二宮和也です。革新という話をしましょう。革新と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか？先端技術？5G?思い浮かべるものは人によってさまざまでしょう。でも、こういう観点から考えたらみんなの答えは一つだと思います。革新は世界を便利にするか。、、、、、、、、、答えはyesですよね。今回のリリースによって、近くにあるなおかつ予約がまだ空いてるレストランとチャットでやり取りして、メニューの決定。アレルギーに関する話などができるようになりました。これは世界を便利にしたと胸を張って言えると思います。これからもStormは世界中の人の役に立つ。世界中の人が気に入ってくれるアプリを提供し続けることを誓います。それでは、皆様イベントをお楽しみください。」
すごい。準備してなかったのにここまでクオリティ−が高いことを話せるなんて。
松本「お疲れ。ありがとね。」
二宮「時間稼げた？」
松本「十分だよ。あとは俺たちに任せて、イベント楽しんで。」
二宮「ん。そうさせてもらう。」
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
