22話 ページ22
＠社長室
二宮「いやー、それにしても二人とも仕事がはやかったな。」
貴方「そうですね。もう制作に入られるんですか？」
二宮「うん。少しだけね。さっき大野さんに主人公ちゃんのパターンはいくつか送ってもらったから。」
そうなんだ。
(コンコン)
二宮「どうぞー。」
玉木「失礼します。」
あれ？玉木課長？
玉木「プロローグのあとを考えようと思ったんですが、細かいことを決めてなかったと思いまして。」
たしかに。
二宮「あー、そっか。そこで決めていいよ。」
え？
二宮「そこにソファーとテーブルあるでしょ？涼宮と二人で考えてくれる？」
あ、そういうことなら。
貴方「今、ミーティングルームが一つ空いてるのでそこでやりましょうか。さすがにご迷惑ですよね。」
二宮「いや、大丈夫。俺も話聞きたいから、そこでやって。」
あ、なるほど。そういうことか。
貴方「わかりました。」
ーーーーーー
玉木「じゃあ、やりますか。まず、決めたいのが、5人全員に迫られて誰にするか決めるパターンと一人一人と恋をしていくパターンがあると思うんですけど、どちらにしましょうか？」
んー。どっちがいいんだろう。
あ！
貴方「5人全員に迫られる方のパターンにして、途中でお気に入りの人を選ぶとその人のシーン多めみたいな感じでカスタマイズされる感じでどうですか？」
玉木「なるほど。いいですね。じゃあ、ベースの話とオプションの話を作るって感じですね。」
貴方「はい。」
玉木「やっぱりハプニングは必須ですよね。」
たしかに。
ハプニングで助けてもらって好きになるっていう展開よくあるもんね。
玉木「とりあえず、大野課長のキャラから考えますか。」
貴方「そうですね。」
大野課長は癒し系同期でしょ。うーん。
玉木「オーソドックスなパターンだと、仕事がうまくいかなくて落ち込む主人公をなぐさめるって感じですよね。」
たしかに。
貴方「それでもいいと思います。でも、もうひとひねり欲しいなと思ったりもして。」
玉木「そうですね。」
あ！
貴方「ギャップを出すのはどうですか？癒し系の同期が男らしく守ってくれたらきゅんとします。」
玉木「いいですね！そうしましょう。じゃあ、エピソードはこちらで3パターンぐらい考えますね。あ、あと一つぐらいは街でデート風みたいなオフ感出したいんですけど、どう思いますか？」
オフ感かー。
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作者名：りりか | 作成日時：2020年6月16日 14時
