360° 吸血鬼** BM ※編集しました (ページ22)

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A「そりゃそうでしょ！？浴衣はだけるって！」

私がそう言っても本田君は依然と手を離そうとしない

片手は着替えをもつので塞がってる

A「ちょっと！本当にはだけるって！裸みたいの！？」

本田「うん」

A「はぁ！？」

本田「Aさ、十字架もってなに考えてたの？」

A「えっ」

本田「鞄の上に放置してあるって一回手にとったってことだよね？」

A「！！」

するどっっっ

たしかにこの人みるからに頭良さそうだもんな…

A「別になにも考えてないよぉなんとなくとってみただけ！」

本田「嘘つき」

本田君は私の腕を自らに引き寄せ
背中に手を回し抱きしめた

絶対前はだけてる。
本田君の服の感覚が地肌に直で触れてるからわかった

A「はだけたって！//」

本田「ふーん、じゃあずっとこのままでいる？」

A「いや、一度目を逸らして離れてください！」

本田「…色気ないなー」

A「うっ…」

それさっき言われたんですけど…

A「それどういうこと！？水野君にも言われたんですけど！」

本田「教えてあげよっか？」

彼がそう言った瞬間廊下の角の向こう側から声が聞こえてきた

吉原「本田ぁー、ゆーちゃむが呼んどるよー」

A「ほ、ほら！吉原君きたよー？」

本田「…」

声はだんだんと迫ってくる

A「はやくいかないと……ったぁ！？」

本田君は離してくれると思いきや私の鎖骨の下あたりに吸い付いた
彼が口を離すとそこにはキスマークが残る

A「なにしてんの！？」

本田「これ、当分痕きえないね」

満足そうにキスマークを撫で、そう言うと
本田君は吉原君の声がする方向へと歩いていった

A「…もう……」

ここにきてからロクなことないわ…

床へおとした着替えを拾いながらそう思った