にじゅうに。 ページ23
・
どうやってその場を去ったのか、
記憶にない。
気が付けば、海に来ていた。
ねぇ、どうして？
私の耳になってくれるって……
言ったのは嘘だったの？
────“俺がお前の耳になってやる”
あの言葉嬉しかったんだけどなぁ。
自然と涙が溢れてくる。
────“これでいつでも俺を呼べ”
────────“駆けつけてやるから”
涼介は嫌々だったの？
この笛で呼ばれることも。
私の耳になることも。
一緒に笑いあったのも全部、
嘘だったんですか────？
っこんな笛……
ﾎﾟﾁｬﾝ
────────────
義母「(あれ、笛はどうしたの？)」
あ「(海に捨てた。)」
義母「(っどうして？大事にするって
言ってたじゃない。)」
あ「(いいでしょ、別に。)」
義母「(何があったのかは知らないけど、
涼介くん嬉しそうに前話してくれたわよ？)」
義母「(〝これがあればいつでも俺がAを
助けてやれる。俺、Aのためなら何だって
出来そうな気がするんです！〟って。)」
嘘だ、と思いたかった。
それでも優しい涼介が好きだったから。
私を想ってくれる涼介が好きだから。
“信じてみたい”そう思うんだ。
あ「(私、笛を探してくるっ！)」
もう1度、信じてみよう。
本人から聞かなきゃ、わからない。
涼介がプレゼントしてくれた笛。
私はなんて酷いことをしたんだろう。。。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そらるん。(プロフ) - 涼花さん» ありがとうございます！嬉しいです(泣)頑張ります｡・:＋° (2016年5月6日 20時) (
レス) id: cea685df70 (このIDを非表示/違反報告)
涼花(プロフ) - すごくこのお話好きです！楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2016年5月5日 22時) (レス) id: 4daebc887a (このIDを非表示/違反報告)
そらるん。 - ハルさん» ありがとうございます！ご期待に応えられるよう頑張ります！ (2016年5月3日 12時) (レス) id: 9102524102 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - こういう感じの物語好きです。楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2016年5月3日 11時) (レス) id: c726805769 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そらるん。 | 作成日時：2016年5月3日 10時
