じゅうきゅう。→Ryosuke← ページ20
【 涼介さいど。 】
Aっ 一体どこに行ったのか。
探しても、探しても、
見つからない……。
ｺﾝ ｺﾝ ｶﾁﾝ ｶﾝ
涼介「…A？」
微かに聞こえる。
何かを叩き合わせる音。
Aかも……、という
淡い期待を抱いて音のなる方へ
足を進める。
ｶﾝｶﾝ ｺﾝｯ
涼介「Aっ！」
ちょっとした崖の下に Aがいた。
やっと、やっと……
見つけた。。。
スライディングするようにして
Aの元へ向かう。
ｷﾞｭｯ
涼介「良かった、無事で。」
Aの体はもう冷えきっていて。
それを温めるように俺は抱きしめた。
あ「っ！！」
涼介「…怖かったな。もう大丈夫だから。」
あ「ｺｸｺｸ」
俺の胸で泣いているA。
さぞ怖かっただろう。
見知らぬ場所で、辺りは真っ暗で。
涼介「っ怪我してんじゃん。」
暗いからよくわからなかったが、
Aは足に怪我をしていた。
Tシャツの袖を破って、
包帯替わりにする。
あ「(ありがとう……。)」
手話なんて習ったことないし、
わからないけど。
“ありがとう”って表しているのは
何処かで見ていたからか、
なんとなく伝わった。
涼介「言っただろ？
いつでも駆けつけてやるって。」
こんなこと、好きじゃない奴になんて
言わない。
気づけよ、ばーか。。。
俺は“A”が好きなんだ。
・
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そらるん。(プロフ) - 涼花さん» ありがとうございます！嬉しいです(泣)頑張ります｡・:＋° (2016年5月6日 20時) (
レス) id: cea685df70 (このIDを非表示/違反報告)
涼花(プロフ) - すごくこのお話好きです！楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2016年5月5日 22時) (レス) id: 4daebc887a (このIDを非表示/違反報告)
そらるん。 - ハルさん» ありがとうございます！ご期待に応えられるよう頑張ります！ (2016年5月3日 12時) (レス) id: 9102524102 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - こういう感じの物語好きです。楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2016年5月3日 11時) (レス) id: c726805769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらるん。 | 作成日時：2016年5月3日 10時
