ep.2 - changing ページ8
.
"今日の出来事は一夜の夢"
なんて思っていたのはつい1ヶ月前。
だけど今
【 ーーあ、もしもしAちゃん！おはよ！ 】
『 …もしもし。
おはようございます今日もお元気そうですね
………" 平野さん "。』
【 ふふ、うん元気だよー！Aちゃんは相変わらず
朝テンション低いね！笑
今の時間、仕事前だよね？ごめん朝から！
あのね、今日も仕事終わってから行ってもいい？】
『 …………あの、それは良いんですけど…、
今日もみっちゃん、家居ないですよ？？』
【 全然大丈夫！！やった〜Aちゃんのご飯！！
食材買って行くね〜！！】
『 っ…いや待って下さい平野さん！！
一昨日も食材買って来てくださいましたよね！？
まだまだ残ってます！要りません！』
【 そうだったけ？？あ、じゃあ今日19時に！またね！】
ツー、ツー、と電子音が聞こえた後
毎度嵐のように過ぎ去る平野さんの電話に
私は出勤前にも関わらず
小さくため息をついた。
電波越しに届く彼の声の背景にら
ガヤガヤと慌ただしい音や声が混じっていた為
こんな朝早くから、きっとお仕事しているんだろう。
彼は国民的アイドルだ。
忙しいに決まっているのに。
………何故こうなったかというと。
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー
「 あ、Aちゃんっ！」
あの日から、2日経って
みっちゃんが今日からロケで地方に行ったから
ご飯を作らなくても良かった為
私は職場の仲の良い女性の先輩と
2人でご飯に行っていた。
帰宅したのは日付が変わる前。
いつものように
コンシェルジュのお兄さんに会釈して
エレベーターを待っていた時
後ろから名前を呼ばれて振り返った先には
小さな顔をマスクで覆い隠していても
溢れんばかりにの格好良さが滲み立ている、
彼がそこに居て。
『 平野さん。こんばんは。』
エレベーターの到着を 待つ間隣り合わせになった彼に
『 お仕事終わりですか？』と声をかけると
「 そう！ロケで地方行ってたんだ、」と
なんとなく疲れた様子だったので
『 そうなんですね、遅くまで ご苦労様です。』
『 あと、おかえりなさい。』
と普通に伝えたら
マスクから覗く彼の目がまん丸と
驚いたようにこちらに向けられる。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3466人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まーみ(プロフ) - コメント失礼します！！このような場所からですが、ぱぴこさんの２作品目の小説を読みたいのですがパスワードがかかっており拝見したいのですが現状できない形なのでこちらからコメントさせていただきました。よろしければどのような形で教えていただけますでしょうか？ (2020年9月25日 22時) (
レス) id: 3bab88e64a (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 続きが気になります！更新楽しみにしてます！ (2020年9月12日 13時) (レス) id: ea80b9bbb5 (このIDを非表示/違反報告)
songon100(プロフ) - とっても好みのお話です！ドキドキ、楽しみです。 (2020年9月10日 22時) (レス) id: aff4ce9b37 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - なんかみっちゃん好きだなぁ。みっちゃんと結ばれる役で登場したいwww (2020年9月10日 22時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
ありちゃん(プロフ) - 続き楽しみです！ (2020年9月9日 21時) (レス) id: 2b4fe0a43b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱぴこ | 作成日時：2020年9月5日 0時
