アイドル紫耀くんとモブキャラ(私)の恋のお話。

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テレビでは硬派そうに見えた役者さんが
女の子に囲まれて鼻の下を伸ばしているし

通勤する時に何度か聴いていたアーティストの彼女は
カウンターで友人と思われる数人達で
中々酔っている様子。







、、、なんかなぁ。

芸能人に会えて嬉しい！！！





と いうよりも



同じ場所に、空間に居たところで
結局のところ

めちゃめちゃ遠い人達なんだよなぁ、、。






輝かしい。美しい。


みんな主人公で、

みんな生き生きしていて、

場違いな私は
やっぱり少し、恥ずかしい。









『 、、、帰って、ビールが飲みたい。』









だってどうせ、
こんな場所で誰にも聞こえる筈がない。







こんなお洒落なカクテルグラスじゃなくて






シャンデリアある華やかな場所じゃなくて









、、、モブキャラの私が居るべき場所は






きっとこんな所じゃ ーーーーーーーーーーー、









？「




、ふはっ笑 」









_______________ 突然、








すぐ真横から聞こえた


吹き出すような乾いた声に





私は現実世界に引き戻されるかのようハッとして
思わず肩をビクリと震せた。









？「 ふふ、笑

、、、ごめん ビックリさせちゃった。




ボーッとしてるなぁ、って思って見てたらさ

突然 面白い事言うから

思わず笑っちゃって、笑 」







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