アイドル紫耀くんとモブキャラ(私)の恋のお話。 (ページ5)

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そんなこんなで(？)、パーティー当日。

六本木の某高層ビルの一角にある
会員制のbarをまるまる貸し切った
もう意味の分からないくらい
お金かかってんだろうなー、、っていうような場所。

ドレスコードは特に無いと聞いていたものの
一応場所が場所だし、と
黒の膝丈まである
Aラインドレスをクローゼットの中から
引っ張り出してきたんだけど、、

フロアで楽しそうな行き交う人達は
私でもすぐ分かるような
ハイブランドのスーツを着た男性や

女性陣はモデルが多いのか
スタイルの際立つ
タイトなカラードレスを着こなしていて。

少し暗めの店内では
このようなシックなドレスは向かないらしい。

しかもスチームかけたけど
裾のとこ少しシワ伸ばせてないし、、。

、、、いやまぁ目立たないし関係ないか、、。

アキちゃんやマコちゃんは
たどり着いた瞬間目を輝かせて
小走りで人の溢れる中を駆け抜けて行ったので

はぐれた私は
スタッフの方からカクテルグラスを受け取り
人の少ない窓際に立てば
時間が過ぎるのを待つよう
フロアをボーッと見ていた。

、、、確かに
あの2人がテンションが上がるのが分かる。

テレビでよく見るタレントさんや役者さん達。

あ、マコちゃんが言ってた
モデルの◯◯さんも居る、、

ってマコちゃん話しかけてるし、、、、。

先の方で
艶やかな髪を耳にかけながら
上目遣いで意中の彼に声を掛けているマコちゃん。

距離的に声は聞こえないものの
またあの2オクターブ高めの声で
話しかけているんだろうと思うと
、、、ちょっと面白い。

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