アイドル紫耀くんとモブキャラ(私)の恋のお話。 (ページ1)

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キラキラと色めくシャンデリア

周りをぐるりと見渡せば
着飾った男女が何組も
ソファに腰掛け身を寄せ合ってる。

今いる場所から1階下のフロアには
ガンガンと重低音が鳴り響く中
踊る人たちで溢れて。

いわゆる＂クラブ＂という、苦手なこの空間に
、、、なんとも不釣り合いな

地味なワンピースを着た私が
ポツン、と 2階のVIP席のソファにひとり。

両隣には

この場所にも浮かない華やかなワンピースを着た
美人な友人2人が
いかにもお金持ちそうなお兄さん達と
キャッキャと笑い合っている。

「本当に可愛いよねお姉さん達！」

マコ「いやいや、そんな事ないよ、、ねぇアキ？」

私の右隣に居た
アジアンビューティーな友人・マコちゃんが

これまた私の左隣にいるショートヘアの美人、
アキちゃんに目線を配る。

アキ「イケメンなお兄さん達に言われるなんて、光栄です～！！ねっ、A！！」

『えッ、！』

急にアキちゃんから振られた話題に、
思わず声が上擦った。

、、アキちゃんめ。

今の話の流れはどう考えても
マコちゃんとアキちゃんに向けてでしょ、、！！

『いや、えっと、、』と、視線を左右に揺らがすと
私の返答なんて
微塵も興味のないお兄さん達は
チラリと一瞬だけ私へと視線を向けた後

「っていうかアキちゃん達は～、、」と
違う話に変え

再び私はソファの真ん中で
一人ぼっちになったのだった。

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