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青「俺は、まだ、ええと思う。」
それだけ言って、彼は再び望に顔を向けた。
青「ただ、安心して生きとって欲しい。」
望の髪をくるくると弄ぶのが、彼の背中越しに見える。
目覚める気配はまったくない。
赤「、、、それは、みんな同じやで。」
小さく呟いたしげは、口調とは裏腹に優しい目で望を見やってから、再び野菜を切り始めた。
、、、のんすけ、みんなこんなにもお前のこと考えとるんやで。不安に思わんと、全部教えてや。
溢れ出そうになる気持ちを抑え、これはエゴだと頭を振った。
「ふたりとも優しいなぁ。」
シンクの洗い物に手をつけると、なんとなく、思ったことがぽろっと出てしまった。
それだけだったのに。
蛇口を捻ろうとしてふと気づいた強い視線。
「ん？」
顔を上げると、先程まで余所を向いていたはずのふたりが信じられないと言う顔で俺を見つめていた。
と、思えば、ふはっ、とふたりして吹き出す。
赤「ん？、ちゃうねん。笑」
青「優しい、って、誰が言うてんねん。笑」
ちょっと険悪ムードかな、とすら思っていたふたりがあまりにも可笑しそうに笑うから、こちらはわけがわからない。
青「ぽかーん、やないねん。
誰よりも優しいのは、�陲舛磴鵑笋蹇�笑」
赤「ほんま、アホやなぁ自分。笑
りゅーせー、これ手伝ってや。」
青「おん。」
、、、、、、なんや？褒められとるんか？
結局よくわからなかったけれど、ふたりが楽しそうに会話をしているのを見て、安心。
望のことを考えて真剣になるあまり、意見が割れることだってある。
それでもこうやって、俺らは俺ららしい形を紡げる。
、、、やから望。俺らはその場所つくって待っとるからな。いつまでだって、ずっと。
「3ヶ月と3日」 fin.
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ぱる(プロフ) - このお話が大好きで、何度も読み返しています。描写が細やかで、胸がギュッとなったり温かくなったり、メンバーと一緒にのんちゃんを見守っている気持ちになります。笑これからも楽しみにしています！！ (3月7日 23時) (
レス) @page25 id: b150b2b268 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - 続編ありがとうございます！！これからもお話読むの楽しみにしています！！何回も読み返します！！ (1月18日 12時) (レス) @page3 id: e4a60325cd (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - 続編を書いて頂き、本当にありがとうございます。メンバーの声の掛け方や寄り添い方がそれぞれ違くて、いつも感動しています。無理せず作者様のペースで更新して頂いたら嬉しいです！ (1月18日 7時) (レス) id: f22ab67b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ricoco | 作成日時：2024年1月18日 0時
