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望がまたスマホに集中し始めたのを見届けてから20分ほど。
相変わらず、WEST.の曲が流れてはお互いにぽつぽつと話したり話さなかったり。
俺は相づちを打ちながら、ずんずんと変わる窓の外の景色を眺め続けていた。
正直、もんちがユニットの話を持ちかけた時はヒヤッとした。
基本的に、望から話し出さない限り、復帰を考えさせるような話はしないのが暗黙のルール。
嫌なことを思い出させるかもしれないし、焦らせてしまうかもしれないから。
だけど、驚いて見つめたもんちの目には、決意が宿っていて。
彼にもなにか思うところというか、策のようなものがあるのだろうとそこまで不安には思わなかった。
実際、望は楽しそうに話していたし、時間が経って口数は減ったものの今も不調は感じられない。
特に支障は来たしていないから、良い方向に働いたようだ。
緑「お、そろそろ着くで。」
望のこと含め、ほんま相手想いの子やな、なんて思いつつもんちを見つめていると、ちょうどそのタイミングでこちらを振り返ったから、目が合ってしまった。
ちょっと驚いて、ん？、と聞き返すような素振りを見せる彼が子どもみたいで、そのコントラストにくすりと笑ってしまう。
首を振って、なんも、と返事をすると、その目はすぐにフロントガラスに戻った。
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ぱる(プロフ) - このお話が大好きで、何度も読み返しています。描写が細やかで、胸がギュッとなったり温かくなったり、メンバーと一緒にのんちゃんを見守っている気持ちになります。笑これからも楽しみにしています！！ (3月7日 23時) (
レス) @page25 id: b150b2b268 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - 続編ありがとうございます！！これからもお話読むの楽しみにしています！！何回も読み返します！！ (1月18日 12時) (レス) @page3 id: e4a60325cd (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - 続編を書いて頂き、本当にありがとうございます。メンバーの声の掛け方や寄り添い方がそれぞれ違くて、いつも感動しています。無理せず作者様のペースで更新して頂いたら嬉しいです！ (1月18日 7時) (レス) id: f22ab67b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ricoco | 作成日時：2024年1月18日 0時
