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彼がファンの前に姿を見せなくなってから、軽く半年が経ってしまっていたことに気がついたのはつい最近の話。
症状はほとんど落ち着いて日常は戻ってきたといえるが、まだ薬は服用しているようだし通院だって絶やしていない。
ひとりで暮らしている彼のことを頭の片隅で常時考えているのも俺たちメンバーの当たり前になった。
日常生活に問題がないとはいえ、仕事に復帰するというのはまた別の話で。
少しずつ復帰してもいいが、元の状態に戻ってしまったり悪化してしまったりする可能性は否定できない、と担当医からは伝えられている。
本人もまだ悩みつつ心身ともに安定させている時期のようなのでこちらからは特に口出しはしていない。
もちろん、戻るなら全力でサポートするということは、病院で仕事復帰の話が出た際にメンバー全員から伝えていた。
これまでのこともあるから、言わずもがなだったのだろうけど。
もんちの運転する車はなんの不安感もなくスムーズに進み、曲と曲の合間に響く静かなエンジン音が絶妙に心地良い。
それを破ることなく流れ始めた次の曲。
桃「、、あー、若干季節外れ、やなぁ、、」
崇裕と望のユニット曲。
桃「シャッフルでかけたら何流れんのやろと思てんけど。」
少し期待外れのような顔をしてからスマホに目を落とした彼は、おそらく次の曲を探し始めている。
それをバックミラー越しに見ていると、ふともんちが口を開いた。
緑「な、のんちゃん。」
望は、次なる音楽を探してスマホに視線を落としたまま、んー？と聞いてるような聞いてないようなトーンで返事をする。
信号は赤。ゆるやかに停車する。
緑「、、、つぎ、ユニット組むなら、、、誰がええ？」
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ぱる(プロフ) - このお話が大好きで、何度も読み返しています。描写が細やかで、胸がギュッとなったり温かくなったり、メンバーと一緒にのんちゃんを見守っている気持ちになります。笑これからも楽しみにしています！！ (3月7日 23時) (
レス) @page25 id: b150b2b268 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - 続編ありがとうございます！！これからもお話読むの楽しみにしています！！何回も読み返します！！ (1月18日 12時) (レス) @page3 id: e4a60325cd (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - 続編を書いて頂き、本当にありがとうございます。メンバーの声の掛け方や寄り添い方がそれぞれ違くて、いつも感動しています。無理せず作者様のペースで更新して頂いたら嬉しいです！ (1月18日 7時) (レス) id: f22ab67b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ricoco | 作成日時：2024年1月18日 0時
