1ヶ月と2週間 ページ1
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緑side
照りつける太陽の下、走る車。
俺はその中で、クーラーが必死に音を立てるのを聞きながら、ぼぉっと窓の外を眺めていた。
仕事終わり、マネージャーさんの車で病院に向かう。
のんちゃんが入院している病院だ。
彼は、1ヶ月以上前からあの真っ白い病室で過ごしている。
ほぼ毎日メンバーの誰かしらが行っているし、大体2.3人になることが多いけれど、今日のお見舞いは俺ひとり。
若干寂しさを感じつつも、実はお見舞いに行くのは1週間ぶりで、のんちゃんに会えることがとにかく楽しみだ。
メンバーとの仕事やのんちゃんの情報共有用のLINEで、多少快方に向かっていることは聞いていた。
だからこそ、今日は少し期待してしまっている自分がいる。
、、、、のんちゃん、お話できたらええけど。
クーラーの音がだんだんと静かになり、同時に車内が適温になっていることに気づく。
病院までもう少しかかりそうだったので、これ以上期待も不安も考えるのをやめたくて、スマホの画面に目を落とした。
＊＊＊
病院に着いたのは、もう陽が傾いた頃だった。
受付を済ませて病室に向かうと、ほんの少しだけドアが開いていたようで、近づくにつれ中から担当の先生の声が聴こえてきた。
先「小瀧くん、大丈夫だからね、」
宥めるような、落ち着かせるような声色だったから、なにかあったのではと不安になり、ノックもそこそこに入室する。
「っのんちゃ、ん、、、」
しかしそこは、思ったよりも、穏やかな空気。
真っ白なベッドの上で、体育座りをして小さくなっているのんちゃんと、その背中に手を置く先生。
俺の声に気がついて、先生が目線を寄こした。
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ぱる(プロフ) - このお話が大好きで、何度も読み返しています。描写が細やかで、胸がギュッとなったり温かくなったり、メンバーと一緒にのんちゃんを見守っている気持ちになります。笑これからも楽しみにしています！！ (3月7日 23時) (
レス) @page25 id: b150b2b268 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - 続編ありがとうございます！！これからもお話読むの楽しみにしています！！何回も読み返します！！ (1月18日 12時) (レス) @page3 id: e4a60325cd (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - 続編を書いて頂き、本当にありがとうございます。メンバーの声の掛け方や寄り添い方がそれぞれ違くて、いつも感動しています。無理せず作者様のペースで更新して頂いたら嬉しいです！ (1月18日 7時) (レス) id: f22ab67b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ricoco | 作成日時：2024年1月18日 0時
