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第10話 ページ11
手越side
まゆがキズを見せつけるかのような格好で教室に入ってきた
でも本人はそのような格好をしていることに気づいていないだろう
…あんなに痕いっぱいあったっけ。
先生にも見て見ぬふりをされている。
そう思うとだんだんまゆが愛しく感じてきた。
まっすーたちが言った通り、さっきまでの俺は狂っていたのかもしれない。
人を傷つけることを、痕を見て楽しむことを、
ストレス解消だと思っていたなんて＿
気づけば俺はまゆをじっと見つめていたらしく、
まゆが不思議そうな顔で振り向いた
そしたらばっちり目が合っちゃって、
俺は無意識に微笑んでいた
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作者名：雫。 | 作成日時：2018年1月20日 20時
