末っ子の体調事情5

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A


プローグも尿カテも取れてだいぶスッキリしてるゆうくんだけど、熱はまだ高いまま。


なるべく口から食べ物を摂取して欲しくて、今日からご飯を食べてく訓練をすることに。


今日は小山くんも来てくれてるから少しだけご機嫌で、たまに苦しそうにしながらもニコニコしてる。



『ゆうくんー、ご飯食べようね〜。』


「ん…、らない…」


『少しで食べないと早くおうち帰れないよ？』


「……ちょっとだけ、たべる…」


小「このままでいいよね？」


『いいよ、笑 ぎゅーしててあげて。』


ほぼほぼお米の原型のないお粥を少しだけ掬ってお口に入れる。3口ぐらい食べたら、もういらないって小山くんに抱きついて顔を隠した。


『じゃあ、あとはチューブから入れちゃうよ〜。お顔こっち向けてね〜、…』


少しだけチューブを整えてから、抜けてないか胃液を少しだけ取って確認をする。


『大丈夫だね、入れるよ〜…』


「いやっ…いらないぃ！！泣」


急に泣き出して、チューブをぬこうとするから慌てて手を抑える。


『ゆうくん！！抜いたらダメだよ。食べて栄養つけないと熱も下がらないよ。』


「やぁぁ…泣」


小「痛くないでしょ？ちゃんと食べられるよう頑張ろうよ。だから、今はここから入れよう？」


「ﾋｸﾞｯ…ｸﾞｽﾞｯ…がうっ…」


違う…？


『どうしたの？』


「たべたいの、っ…でも、…泣」


飲み込めないの…って。


『…飲み込めない？』


久しぶりに口から食べたから、飲み込むタイミングがわからなくてしんどいのかもしれない。


嚥下障害…


グズグズ泣いちゃったから、小山くんがなだめてる。


そのまま寝ちゃいそうだから、ご飯は夜でいいかな…、


検査しないとなぁ…、

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