# 26-3 ページ28
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"そのに" って書かれたディスク。映し出されたまっすーは病室のベッドの上にいて、顔色も悪かったし、随分と細くなっていた。
ずっと横で見ていたはずなのに、さっきまでの姿との違いを改めて感じてしまった俺は先に進めなくなった。
それでもちゃんと、見てあげなきゃいけない... そう思って、震える手で再生ボタンを押す。
『てごし、やっほ。1枚目の映像、見てくれた？』
『本当は、打ち上げで流してもらう予定だったんだけど、俺が参加、出来なかったから、渡すの遅くなって、ごめんね。』
さっきよりも息苦しそうだったけど、それでも頑張って話すまっすーを見て目頭が熱くなる。
『てごしが、これを見てるってことは、俺が、もういないってことなんだけど、最後に、伝えたいことがあって、これを、残しました。』
『てごしは、NEWSが、4人になったときのこと、おぼえてる？俺、あの時すごく、迷ってたんだよね。』
『だいすきな、NEWSと、だいすきな、テゴマス。どっちを残せばいいの？って。』
『世間的には、NEWSを残すべきだったし、俺は正直、テゴマスを続けること、諦めてた。』
『でも、てごしは"どっちも残せばいいじゃん"って、言ってくれて。あの言葉がなかったら、きっと、今のテゴマスは、なかったと思うんだよね。』
『だから、今の、テゴマスがあるのは、てごしのおかげなんだよ。ほんとに、ありがとう。』
『最後に、テゴマスで立った、東京ドームで見た景色は、俺にとって、最高の宝物になった。』
『俺の夢、叶えてくれて、ありがとう。』
『病気に、なってから、ほんとにたくさん、迷惑とか、心配とか、かけちゃって、ごめんね。』
『てごしが、いてくれたから、今日までがんばれたよ。』
『ずっと、俺の隣にいてくれて、ありがとう。』
『てごしに出会えて、よかった。』
そこまで見た俺は、今まで堪えていたものが全部崩れるみたいに涙が止まらなくなった。
これからも当たり前に隣にいてくれると思っていた大好きな相方がいなくなってしまったことが、悲しくてつらくて苦しくて、会いたい気持ちが抑えられなくなった。
「まっすー... 置いていかないで...」
そう呟いたとき、
『ねえ、てごし』
って、まるで目の前にまっすーがいるみたいに名前を呼ばれた。
思わず顔を上げると、動画にはまだ続きがあった。
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未来(プロフ) - 歌にのせた小説すきなんですよね、最高でした！( ；∀；) (2020年5月16日 20時) (
レス) id: 8bbaf315cc (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - あーちゃんさん» うわあ！嬉しいです！ありがとうございます(;o;)！ (2019年11月12日 17時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - とても面白いです！めっちゃ感動しました！涙が止まらなくてたいへんでした(笑) (2019年11月12日 16時) (レス) id: 61b7986d94 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - 明太子さん» はじめまして！嬉しいです......ありがとうございます(;o;) 駄作ばかりですが、楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2019年11月3日 19時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
明太子(プロフ) - 物語の展開に何度も感動させられました！もう涙が出てくる……。他の作品も絶対に閲覧させていただきます！ (2019年11月3日 19時) (レス) id: b586c955a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーぽん
| 作成日時：2019年9月15日 0時
