第24章 : 大切な瞬間 ページ17
♡
まっすーが家に帰ることになって、俺はまっすーの家で一緒に暮らすことにした。
もう、ひと時も目を離さないように。
1秒でも長く、そばにいられるように。
「てごし、」
「ん？」
「いろいろ、ありがとう。ごめんね」
「ううん、何言ってんの。まっすーが喜んでくれたら俺は嬉しいから、もう謝るの禁止！」
俺がまっすーと出会ってから今日まで、本当にたくさん助けてもらった。
恥ずかしくてなかなか言えなかったけど、いつも感謝してるんだよ。
だからこんな時ぐらい、たくさん恩返しさせてよ。まっすーの存在は、まっすーが思ってる以上にみんなを笑顔にしてるんだよ。
「ねえ... お願いが、あるんだけど」
「なになに？なんでも言って？」
「もう一回、4人で、ご飯食べたい... この前の、クリスマスの時、たのしかった、から」
まっすーが一時帰宅した時、4人で集まったクリスマスの夜。あの時も体調悪くなって、結局あんまりゆっくり出来なかったもんね。
「そうだね！慶ちゃんとシゲも呼ぼう！またシゲに美味しいご飯作ってもらって、まっすーのこと元気にしてもらわないとね！」
いつも以上に明るくそう言えば、まっすーは安心したようにそのまま目をつぶってしまった。
やっぱり、体調あんまり良くないんだろうな...
一緒にいる時間が長くなるってことは、その分、少しの変化に気づく瞬間も多くなるってこと。
いつもよりしんどそうなとことか、前まで出来てたことが出来なくなっていくとことか、
そういうのも全部全部、受け入れていかなきゃいけない。
大好きな相方がどんどん弱っていく姿を、俺はちゃんと見届けてあげられるんだろうか...
「まっすー... 俺、絶対に絶対に、まっすーのこと見捨てないからね。ずっと、そばにいるからね...」
自分に言い聞かせるみたいにそう呟けば、眠っているまっすーの表情が少し優しく笑った気がした。
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未来(プロフ) - 歌にのせた小説すきなんですよね、最高でした！( ；∀；) (2020年5月16日 20時) (
レス) id: 8bbaf315cc (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - あーちゃんさん» うわあ！嬉しいです！ありがとうございます(;o;)！ (2019年11月12日 17時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - とても面白いです！めっちゃ感動しました！涙が止まらなくてたいへんでした(笑) (2019年11月12日 16時) (レス) id: 61b7986d94 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - 明太子さん» はじめまして！嬉しいです......ありがとうございます(;o;) 駄作ばかりですが、楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2019年11月3日 19時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
明太子(プロフ) - 物語の展開に何度も感動させられました！もう涙が出てくる……。他の作品も絶対に閲覧させていただきます！ (2019年11月3日 19時) (レス) id: b586c955a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーぽん
| 作成日時：2019年9月15日 0時
