第21章 : 夢の舞台へ ページ2
▽
「じゃあ、行こっか」
ついに、この日がやってきた。
朝から採血をして、血小板の投与もしてもらった。体調も今のところ万全。
と言いたいところだけど、最近起きていた目眩だけは少し心配だった。
「なにかあればすぐに医療スタッフに報告してください。無理なさらないように、くれぐれもお気をつけて」
こうして担当医に見送られた俺は、手越の迎えで車に乗り込む。なんだかすごくドキドキしていた。
「大丈夫だよ」
そう微笑む手越は、まるで俺の気持ちを汲み取ったみたいにそっと手を握ってくれた。
「うん、楽しむよ」
今日は何もかも忘れて、とにかく楽しむんだ。
そう誓って握り返した手越の手の温もりを強く噛みしめる。大好きな相方と、二人で立つ夢の舞台を思い浮かべて。
「えー今日は！増田貴久の夢の舞台、ここ東京ドームで初のテゴマスライブです！安全第一で、とにかく無理のないように全力で楽しみましょう！！」
「「おー！」」
「よろしくお願いします！」
「よろしく、まっすー」
「こちらこそよろしく、てごし」
俺らは強く握手を交わした。
今回のためだけにデザインした衣装を見にまとい、久しぶりに握ったマイクに力がこもる。
大丈夫、いつも通り楽しめばいい。
今日まで生きられたこと。この舞台に立てること。
それ以上に幸せなことはない。
「「テゴマス！テゴマス！テゴマス！」」
そんなファンの子達のテゴマスコールに背中を押され、いよいよ俺らは夢のステージに足をついた。
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未来(プロフ) - 歌にのせた小説すきなんですよね、最高でした！( ；∀；) (2020年5月16日 20時) (
レス) id: 8bbaf315cc (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - あーちゃんさん» うわあ！嬉しいです！ありがとうございます(;o;)！ (2019年11月12日 17時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - とても面白いです！めっちゃ感動しました！涙が止まらなくてたいへんでした(笑) (2019年11月12日 16時) (レス) id: 61b7986d94 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - 明太子さん» はじめまして！嬉しいです......ありがとうございます(;o;) 駄作ばかりですが、楽しんでいただけたら嬉しいです！ (2019年11月3日 19時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
明太子(プロフ) - 物語の展開に何度も感動させられました！もう涙が出てくる……。他の作品も絶対に閲覧させていただきます！ (2019年11月3日 19時) (レス) id: b586c955a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーぽん
| 作成日時：2019年9月15日 0時
