# 14-3 ページ18
♡
「俺らもそろそろ寝よっか」
すっかり日も変わった頃、俺ら3人も寝ることにした。
「その前にまっすーの様子だけ見てくるね」
そう言って寝室に向かってそっと中を覗くと、ベッドの上で気持ちよさそうに眠っていた。
「どうだった？」
って、リビングに布団を敷きながら慶ちゃん。
「うん、気持ちよさそうに寝てたよ」
「良かった良かった。じゃあ俺らも」
「おやすみ！」
「また明日っ」
喋り疲れた俺らはすぐに眠りについた。
翌朝。
目を覚まして隣を見ると、2人は気持ちよさそうに眠っていた。
時計を見ると7:00過ぎ。
特に予定もないし、まだ寝れるなあと思って再び目をつぶった。
でも目をつぶってすぐ、寝室から物音が聞こえた気がした。
まっすー、起きたのかな？
なんとなく気になって、目が覚めてるうちに様子を見に行く。
寝てたら可哀想だからそっとドアを開けようと思って取っ手に手を掛けた時、
はぁっ、はぁっ、
って、中から微かに荒い呼吸が聞こえてきた。
「っ！まっすー、大丈夫？！」
静かに開けることなんて忘れて勢いよく部屋の中に入ると、そこにはベッドの上で顔を真っ赤に染めたまっすーが横たわっていた。
「まっすー？！」
必死に血を止めようとしたんだろう。床には大量に血のついたティッシュと空になった箱が落ちていた。
それでも止まるどころか今も出続ける血。
鼻を抑えるまっすーの手は真っ赤で息は荒く、意識もほとんど保てていない。
「、っ、やばい、慶ちゃん！！シゲ！！！」
まっすーを支えてその場を動けなくなった俺はとにかく大声で2人を呼ぶ。お願い、起きて...
そしたらすぐに2人は血相を変えて部屋に来てくれた。
「手越、どうした... っ、て、まっすー...！」
「慶ちゃん、まっすーやばい...、救急車...！」
「うん、わかった...！シゲ、手越のことよろしく、」
そう言って慶ちゃんが救急車を呼びに行ってくれた。
「まっすー、分かる？まっすー？」
何度呼びかけても反応はないし、顔はどんどん白くなって唇も真っ青だった。
ICUに運ばれたあの日を思い出す。
「まっすー、ごめんね... 苦しいね...」
気づくと俺はまっすーを抱きしめて泣いていた。
「手越、大丈夫。まっすーなら大丈夫... 信じよう」
そう言って俺を落ち着かせてくれるシゲの声も震えていた。
お願いします、まっすーを助けてください... そう必死に祈って救急車を待った。
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みーぽん(プロフ) - かのさん» ありがとうございます（ ; ; ）最後までよろしくお願いします！ (2020年4月4日 0時) (
レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 小説でこんなに泣いたの始めてです(＞＜)最高の作品に出逢えました！ありがとうございます！！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: a1c36b0d98 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - ましゅさん» ましゅさん、はじめまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！-3-もぜひ、楽しんでいただけると幸いです(*´ω｀*)！よろしくお願いします♪ (2019年9月15日 20時) (レス) id: f6c349c01f (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - 本当に毎回毎回感動するお話をありがとうございます！ミーポンさんの作品には感動させられっぱなしです！これからも更新楽しみにしています！ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 2d564c1d47 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - こころさん» こころさん、はじめまして！大好きなんて、とっても嬉しいです(;o;)！更新、まだまだ頑張ります！ありがとうございます♪ (2019年9月8日 12時) (レス) id: f6c349c01f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーぽん
| 作成日時：2019年8月31日 0時
